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 バイア州サルバドールで14日、サンパウロ州タボアン・ダ・セーラ在住の男性が黄熱病で死亡していたことがわかった。この49歳の男性は年明けから故郷バイア州イタベラーバで休暇を過ごしていたが、5日から体調を崩して9日まで同市の医療施設に入院したあと、サルバドールの病院に移って治療を行なっていた。イタベラーバ市の発表では、この患者はサンパウロ州で既に黄熱病を罹患していた。タボアン・ダ・セーラ市は「市内には黄熱病にかかりやすい田園地帯はないはず」と答えながらも調査を進めている。どんどんサンパウロ市内に感染被害が近づいているようで怖い話だ。
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 14日、猛スピードで競争をしていた2台の車のひとつが、サンパウロ市西部ヴィラ・マダレーナのポンペイア大通りとエイトール・ペンテアード街の交差点で、79歳の男性を轢き死亡させる事故が起きた。この事故車の運転手は被害者を助けもせずに逃走。警察は、もう競争相手であるもう1台の持ち主を割り出すことに成功し、その運転手は15日に出頭した。このところ、スピード競争での交通事故が続いている。車の性能が上がっても、その分、運転手の倫理が上がらないと「走る凶器」になるだけという悲しい実例か。
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 今日から早速、サンパウロ州選手権が開幕となる。昨年王者のコリンチャンスは、初戦でいきなり昨年決勝の再現となる、ポンテ・プレッタとの対戦だ。この時期はまだ移籍市場も閉まっておらず、選手としても調整の気分が抜けないかもしれないが、油断しないでがんばってほしいところ。

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