ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 世間の目は現在もっぱら、連邦政府によるリオ州直接統治に注がれているが、その間に10月選挙への動きも着々と進んでいる。20日付現地紙によると、今回の選挙で知事職を狙うサンパウロ州のマルシオ・フランサ副知事は、その副知事候補として、セウソ・ルッソマノ下議を迎えたいと考えている。ルッソマノ氏は元テレビ司会者で知名度が高く、12年、16年のサンパウロ市市長選では選挙直前まで支持率1位を記録しながら、土壇場で3位に甘んじてきたおなじみの人。知名度ならフランサ氏よりも高い。彼の知名度で、自分のシャッパ(連記式候補者名簿)に勢いをつけたいのかもしれないが、彼の政治的な役割は?
     ◎
 19日に社会保障制度改革に反対するストが一部で行われたことは昨日付でも報じた。サンパウロ大都市圏で最も影響が大きかったのは、サントアンドレ市とグアルーリョス市でのバスの運行中止だった。運転手のストにより、前者で5万人、後者で6万6千人、合わせて11万6千人が被害を被った。また、サンパウロ市のコンゴーニャス空港でも組合員の一部がストを決行し、サンパウロ市やオザスコ市でも銀行の窓口が閉鎖される事態が起こった。社会保障改革が断念されたことで、こうしたストもしばらくはなさそうか。
     ◎
 2017年にサンベルナルド・ド・カンポで未成年の少年の額に「私は泥棒です」との刺青を入れた刺青職人と隣人の大工に対し、サンパウロ州地裁が禁固刑の実刑判決を下した。少年は薬物中毒状態で被告らの住むアパートに入り込み、自転車に触ったところ、泥棒と決め付けられ、罰として一方的に刺青を彫られた。少年は薬物中毒の治療を受ける傍ら、刺青除去手術も受けたが、刺青はまだ完全には消えていないという。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 《ブラジル》4カ月で2度もコロナに感染=異なるウイルスかを確認中2020年10月24日 《ブラジル》4カ月で2度もコロナに感染=異なるウイルスかを確認中  リオ州保健局が、5月と9月にコロナ感染症の検査で陽性反応を示した男性について、異なった型のウイルスによる「再感染」かを調べている事を明らかにした。  わずか4カ月間で2度も陽性と判定されたのは、リオ州メスキッタ市に住むカルロス・アルベルト・カルヴァーリョ氏(60)だ […]
  • 《ブラジル》市長選世論調査=サンパウロ市でルッソマノ急落=コーヴァスが抜いて首位に=リオでは2位争い激化2020年10月24日 《ブラジル》市長選世論調査=サンパウロ市でルッソマノ急落=コーヴァスが抜いて首位に=リオでは2位争い激化  22日、全国市長選の主要都市での世論調査の結果が発表された。サンパウロ市では支持率1位だったセルソ・ルッソマノ氏(共和者・RP)の支持率が急落し、現職のブルーノ・コーヴァス氏(民主社会党・PSDB)に抜かれた。リオでは2位のマルセロ・クリヴェラ市長(RP)に2人の候補 […]
  • 《ブラジル》工業界の資材調達に支障=景気や雇用の回復に黄信号=負の連鎖ならインフレの恐れも2020年10月24日 《ブラジル》工業界の資材調達に支障=景気や雇用の回復に黄信号=負の連鎖ならインフレの恐れも  全国工業連合(CNC)やサンパウロ州工業連盟(Fiesp)の調査で、工業界では多くの企業が原材料の調達に困難を覚えており、価格も上昇している事がわかったと23日付現地紙、サイトが報じた。この事は、今後の景気や雇用の回復への黄信号で、物価上昇につながる可能性もある。 […]
  • サンパウロ州知事=「国内薬品の84%はすでに中国製」=大統領のワクチン拒絶皮肉る2020年10月24日 サンパウロ州知事=「国内薬品の84%はすでに中国製」=大統領のワクチン拒絶皮肉る  ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事は23日、ボルソナロ大統領がコロナウイルスの中国製ワクチンの購入をキャンセルしたことに関して、「国内のほとんどの薬はすでに中国製」と言って皮肉り、反論した。23日付現地紙が報じている。  大統領は21日に、20日に開催された州知事た […]
  • 東西南北2020年10月24日 東西南北  23日、ブラジルのメディアはどこも、「サッカーの王様」ペレ一色だった。それは、この日がちょうど、節目となる80歳の誕生日だったためだ。そのため、ブラジルの新聞やサイトは写真で彼の選手時代の栄光の瞬間を振り返ったり、彼のゆかりの地を紹介したり、現在の名選手との比較をしたりなど、 […]