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カンポ・グランデ=沖縄ソバ、郷土食に正式認定!=人気コンテストで堂々の1位に

中央市前の沖縄そばのモニュメント

中央市前の沖縄そばのモニュメント

 マットグロッソ・ド・スル州都カンポ・グランデ市で昨年10月に開催された郷土食コンテストで、「沖縄ソバ」が堂々第1位に選出され、同市の郷土食として正式に認定されていたことが、ニッパキ紙のシルビオ・モリ通信員の連絡で先ごろ分かった。
 06年に同市政令で「無形文化遺産」として認定を受けていたが、「郷土食」として正式認定されたのは今回が初。今までも事実上の郷土食として扱われてきたが、今回それが改めて正式に決まった形だ。
 同月21日に開票された結果によれば、合計投票数1万5千票のうち沖縄ソバが断トツの41%。エスペチーニョ(32%)、アホイス・カレテイロ(27%)がそれに続いた。特に最後の一品は、牛の荷車(カレテイロ)で長距離を移動する旅人の常食として有名。ブラジル料理の代表食の一つと争って堂々と1位に輝いた。
 同市の日本人入植はノロエステ鉄道建設により鉄道工夫として働いた笠戸丸移民の定住に始まった。その多くが沖縄県人だったこともあり、彼らが持ち込んだ沖縄ソバは、現在、同市の青空市場では一番人気で、専門店は20軒以上に上る。
 ニッパキ紙の取材によれば、ニウデ・ブルーナ同市観光局長は「(投票結果は)民意を反映した確かな姿だ。市民のアイデンティティーを知るには郷土食が一番大事だ」と語り、沖縄ソバが、今や地元に根ざし、郷土食として確立されていることを強調した。
 同市で露店商人をする与座パトリシアさんは「沖縄ソバは、カンポ・グランデ独自のもので、外からそばを求めてやってくる人々もいる。エスペチーニョやカヘテイロは他所の町にもあるけど、沖縄ソバはここにしかない」と誇らしげに語った。

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