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音楽や笑いを生活の中に

 11日朝、ポルトガル語の番組で「音楽の力」について語っていた。音楽好きで、通勤中はもちろん、仕事中も音楽を聴いているという家政婦さんは、雇い主からも「いつも朗らかで、こちらも明るい気持ちになる」と評価されている▼これを見て、先日終わったNHKの朝の連続テレビ小説で、疎開先でも「笑いの神様がついている」と繰り返し、周りの人達まで明るくした、「てん」という人物の事を思い出した。戦争中、お笑い芸人達が慰問に駆り出された事や、戦後の困窮期に無料の寄席を開いたら、集まった人達が大きな声で笑った事などを見て、震災などの後の慰問に音楽や漫才などが用いられるのも当然かとも思った▼だが、音楽や笑いの用途を慰問などに限る必要はさらさらない。新聞社で働き出す前に手伝っていたデイサービスでは、最初の活動で歌を歌い、体操も行った。音楽には、沈んだ気持ちを明るくしたり、怒りなどの感情を和らげたりする効果もある。怒った時は体内で毒素が作られるが、嬉しい時は血流が良くなり、毒素も消えるなどという情報もあるし、高血圧患者に投薬するだけでなく、音楽を一緒に聴かせると薬効が高まるという調査報告もある▼このように考えると、現在のようなストレス社会ならなおの事、音楽や笑いの効用を毎日の生活の中に取り入れるのは、廉価で安全な健康法と言えまいか。好きな曲を聴くだけではなく、その歌詞を覚えて一緒に歌うのも良し。新しい曲に挑戦して、チャレンジ精神を復活させるのも良し。背中を丸めて家に籠らず、友人達と歌ったり、笑ったりして過ごせば、ストレス軽減、家庭は円満、寿命も延びると思うのだが。(み)

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