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PSDBがサンパウロ州バリリ市長を追放=8歳少女強姦の現行犯逮捕で

 民主社会党(PSDB)は23日、サンパウロ州バリリ市長のパウロ・エンリケ・バロス・デ・アラウージョ容疑者を、8歳の少女への強姦容疑で党から追放した。23日付現地サイトが報じている。
 アラウージョ容疑者は21日、バリリ市内の森林で、8歳の少女を自家用車に連れ込んだ上、林の中で強姦行為を行おうとしたとして現行犯逮捕された。
 少女は朝早く、パンを買いに出たところでアラウージョ氏に話しかけられ、車の中に連れ込まれたが、乗っていた車のタイヤが道路脇の側溝に落ちて動けなくなった隙を狙って車を降り、歩いていたところを見つけてくれた近隣住民に助けを求めた。少女が車に連れこまれるところも隣人が見ており、双方からの通報が逮捕につながった。
 同容疑者は逮捕当時、シャツも着ずに髭面で歩いており、警官の命令にも従わないなど、薬物の使用が疑われている。
 アラウージョ容疑者は元来はバリリ市の市会議員だったが、16年の市長選で当選した同市市長と副市長が選挙法違反に問われたことにより、市会議員で最多得票だった同容疑者が17年1月より市長代行をつとめていた。市長選は6月3日に行われる予定だった。

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