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《ブラジル》燃料不足で全ての足に影響=トラックストの混乱続く

給油を求める車で長蛇の列が出来たリオのガソリンスタンド(Tomaz Silva/Agencia Brasil)

給油を求める車で長蛇の列が出来たリオのガソリンスタンド(Tomaz Silva/Agencia Brasil)

 トラック運転手達のストが4日目に入った24日、全国各地で公共交通や物流への影響が深刻化していると24日付現地紙やサイトが報じた。
 2日目から影響が出始めていた空の便は、23日の時点で4空港は同日分の燃料しかないと報じられていた。その一つのサンパウロ市コンゴーニャス空港は23日夜、警察の警護付で燃料を運び込み、24日も通常通りの運行を開始した。しかし、多くの空港や航空会社は燃料節約のため、間引き運行などを余儀なくされている。
 また、サンパウロ市役所や同市のバス会社は23日、24日のバスの運行本数を40%削減する方針を確認。バス会社28社中、同市北部の2社は24日朝から燃料不足で運行停止。同市東部も影響が大きいと見られている。サンパウロ市役所は24日だけで240万人の足に影響が出ると見て、ナンバープレートの末尾番号による乗り入れ規制を停止した。25日のバス運行本数は更に減る予定だ。
 リオ市では23日も40%のバスが止まり、24日は70%が止まる見込みだ。トラックストが続けば、25日は全面運転停止となる見込み。
 燃料不足は航空燃料やディーゼル油だけの問題ではなく、ガソリンやエタノールも品不足で値上がりしている。燃料が少しでもあるガソリンスタンドは長蛇の列が出来、ガソリン1リットル10レアルという店も現れた。だがその逆に、ガソリンを税抜き価格のリットル3レアル以下で販売するガソリンスタンドも出ている。
 物流が止まった影響は市場やスーパーなどでも如実で、24日のブラジリアではジャガイモの卸値が7・5倍など、生鮮食品中心に各地で大幅な値上がりが起きている。
 他方、生産農家では青果類や牛乳、卵などを出荷出来ず、大量処分をする例も発生。魚肉類も同様の状況下にある。原材料が届かない、在庫を増やせないなどの理由で生産を止め、集団休暇を採用した企業も出ている。
 また、港湾ターミナルでも、高速道路封鎖や荷物を積んだトラックの走行阻止などで商品の入荷や搬出が停滞。商品が届かないために船舶への荷物積込も出来ず、輸出入にも影響が出ている。
 エレトロブラスは24日、火力発電所も燃料不足のため、ロンドニア州内の電力供給を輪番制にする方針を打ち出した。

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