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移民の日に寄せて=ブラジル日本都道府県人会連合会会長 山田 康夫

県連 山田会長

県連 山田会長

 笠戸丸移民に始まる日本移民の歴史も110周年を迎え、日本人の数は年を追うごとに減少しておりますが、私どもの子孫であります二世、三世、四世、五世、そして六世では成人に達した人もあり、七世も近いかと思われます。
 毎年、六月十八日の『ブラジル日本移民の日』にイビラプエラのブラジル日本移民開拓先没者慰霊碑で法要が行われており、ブラジル日本文化福祉協会では先亡者追悼法要が行われます。
 今年は十八日が月曜日ということもあり、十七日に行うことになりました。この慰霊法要は、ブラジルの日本人、日系人にとって鎮魂の日であり、この日を忘れることは出来ません。
 思えばブラジル日本移民一一〇年の歴史は、決して平坦な年月であったわけではありません。
 戦前、戦後を通じて、このブラジルの大地で波瀾に富んだ過去を持つ、私たちの歴史でありますが、いまや一九〇万を超える日系人は、この国の各層に深く溶け込み、ブラジル国発展のために広く活躍するに至っております。
 これも笠戸丸移民を祖とする移民先輩諸氏の労苦の賜であると思います。このことを後世世代に残し伝えることが、私たちの義務であると思います。
 ここに移民開拓に尽くされた方々、開発途上で志むなしく亡くなられた方々、それより前にブラジルへの渡航途上に事故や病気で亡くなられた六百余名の方々、またブラジルの地に生まれて逝去された方々への慰霊に追悼の意を表したいと思います。

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