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《サンパウロ市》5月に殺人事件が増加=昨年同月比42%増の64件

 サンパウロ市での殺人事件は減少傾向にあるが、5月の事件数は64件(死者66人)で、今年初の増加となったと26日付現地紙が報じた。
 5月の事件数は昨年同月(45件)比42%増で、12年12月以来の高率となった。
 5月の増加は、ここ41カ月間で6度目、17年1月からでは3度目の増加だ。1~5月の事件総数は昨年同期より4・5%減っている。
 サンパウロ市での殺人事件は州都第一コマンド(PCC)と警察の衝突が繰り返された12年に急増後、減少傾向にある。同年12月には156件の殺人事件が起き、前年同月(96件)比62%増加した事になる。
 保安当局は増加の原因を掴みかねているが、5月の殺人事件の37%はトラック運転手のスト期間中に起きた。この期間中は警察車両も燃料不足で活動が制限され、いくつかの地域で巡回頻度が落ちた。市保安局では、その事と殺人事件増加の相関関係は明らかになっていないとしている。
 ジェツリオ・ヴァルガス財団のラファエル・アウカジパニ教授は、サンパウロ市の殺人事件は南部と東部に集中しているが、これらの地域では特別な動きはなかったという。5月に事件数が最も増えたのは、1件から5件に増えた南部のジャルジン・ミルナ区(第85署管轄)だ。南部と東部、北部の8区でも2件ずつ増えている。
 サンパウロ州に目を転じると、8カ月連続で増え、1036件に及んだ強姦以外の犯罪は減少した。減少率は、殺人7・4%、強盗殺人40・6%、強盗14・3%、車強盗12・4%、窃盗7・6%、車の窃盗13・5%となっている。

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