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鳥取県人会が創立65周年=150人で盛大にお祝い=母県慶祝団20人迎え=功労者表彰、記念品贈呈も

鳥取県民歌「わきあがる力」を斉唱する式典出席者一同

鳥取県民歌「わきあがる力」を斉唱する式典出席者一同

 ブラジル鳥取県人会(山添源二会長)は24日午後6時、聖市のブラジル鳥取交流センターで、創立65周年式典を開催した。母県からは岡村整諮統轄監、深澤義彦鳥取市長ら20人が慶祝に駆けつけ、会員約150人が出席して盛大に祝った。

県人会役員によるケーキカット

県人会役員によるケーキカット

 慶祝には岡村統轄監、深澤市長に加え、福間裕隆県議会副議長、内田博長県議、藤井一博県議、下村佳弘鳥取市議会議長、友好交流団体訪問団として田邉賢二さん、川上信温さんら総勢20人が訪れた。
 平井伸治鳥取県知事は7月の豪雨被害への対応等からやむなく欠席となった。当地からは野口泰在聖日本国総領事、県連、援協、文協各団体の会長、キクドメ・ペドロ聖州議員らが出席。米子市、第二アリアンサからは祝電が届いた。
 日伯両国歌斉唱、先没者への黙祷、出席者祝辞の後、功労者表彰が行われた。特別功労顕彰に本橋幹夫名誉会長、功労者顕彰にワタナベ・キミエさん、高井ジャシーさん(85、二世)、守屋洋子さん(83、二世)、操・良持・神方さん(80、米子)、高齢者表彰に山添会長(83)、橋浦行雄さん(93、鳥取)が選ばれた。
 県から日系3団体へ激励金が贈呈され、県人会へは激励金と麒麟獅子の置物、しゃんしゃん傘、らっきょ等の名産品が贈られた。県人会から県へも記念品を贈呈した。
 元県費留学生、技術研修員を代表して宮本・アドリアーナ・優美さんが登壇し、2015年に広告代理店シセイ堂株式会社で行った研修体験を感謝と共に語った。
 鳥取県民歌「わきあがる力」を斉唱し、式典は閉会した。
 その後の祝宴では県人会役員らによるケーキカットが行われ、歓談を楽しんだ。慶祝団による傘踊りの披露、深澤市長によるギター演奏、県人会による傘踊りの披露なども行われた。祝宴に参加した大原光人さん(95、智頭)は「日本の皆さんと一緒にお祝い出来て本当に嬉しい。今後も交流が続くことを願っています」と話した。


傘踊り=当地芸能の欠かせぬ華に=年間25カ所以上で披露

ブラジル日本移民110周年記念式典では170人によるしゃんしゃん傘踊りを披露した

ブラジル日本移民110周年記念式典では170人によるしゃんしゃん傘踊りを披露した

 鳥取芸能傘踊りは1982年に西谷博元会長夫妻らの尽力で当地での普及が始まった。2008年の日本移民100周年時には、皇太子さまご臨席の聖市式典で200人での傘踊りを披露。眞子さまご臨席の今年のブラジル日本移民110周年記念式典でも140人よる傘踊りを披露した。傘踊りは現在、年間25カ所以上で公演を行っており、もはや当地芸能には欠かせない存在となった。
 普及にあたっては県・市から計800本の傘が寄贈されている。当時県国際課課長として傘の寄贈事業に携わった川上信温さん(70、鳥取)は、移民90周年、100周年時に続き、今回も慶祝団として来伯した。当時の事を聞くと「親子三代、鳥取大火の際に受けた恩義を少しでも返せればとの思いで協力した」と語り、「郷土の文化を広めてくれている皆さんには感謝しかない。各周年の節目には共に踊ることも出来、普及に携わることが出来て本当に良かった」と目を潤ませた。

しゃんしゃん傘を贈呈する川上さん

しゃんしゃん傘を贈呈する川上さん

 西谷元会長から指導役を引き継いだ京野マリさん(72、二世)は、「踊るのも教えるのも楽しい。傘踊りにはみんなを仲良くさせる力がある」と話す。「傘踊りを通じてみんな仲良くなって欲しい」とは西谷元会長の願いでもあったという。今後の展望について問うと「もっと若い世代にも親しんでもらえるよう、一生懸命普及に励みます」と意気込んだ。


今後益々の発展を祈念=鳥取県知事 平井 信二

平井知事(鳥取県公式サイトより)

平井知事(鳥取県公式サイトより)

 この度はブラジル鳥取県人会創立65周年という節目を迎えられましたことを心よりお喜び申し上げます。
 7月に西日本を中心に襲った豪雨災害への対応、全国知事会を代表して全米知事会への出席など要務が重なりやむを得ず欠席することをお詫び申し上げます。
 これまで本橋名誉会長におかれましては、長きに渡り県人会会長をお務めになり、ブラジル日本都道府県人会連合会の副会長、会長を歴任され、また平成28年には外務大臣表彰を受賞されるなど、県人、移住者の模範として日系人の社会的地位の向上など多大な足跡を残されたと承知しており、ご活躍に敬意を表しますとともに改めて感謝を申し上げる次第であります。
 山添会長におかれましては第9代ブラジル鳥取県人会代表として留学生派遣、研修員の派遣、中堅リーダーの養成など交流を担う人材の育成にご尽力いただいており、どうぞお体を大切に頂いて、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げる次第であります。
 また末長副会長、千田副会長、大原副会長におかれましても若い世代に鳥取県の文化や伝統を伝え、三世、四世の方々にも本県に対する理解を深めていただける様お力添えをいただければと存じます。
 鳥取県人会の皆様のご健勝とご多幸、また県人会の活動がますます活発化、発展されることを祈念いたしまして、感謝とお祝いの言葉といたします。

 

皆様の御努力に敬意を=統轄監 岡村 整諮

岡村統轄監

岡村統轄監

 今年はブラジル日本移民110周年の記念すべき年であり、眞子内親王殿下も参加された記念式典では、皆様と一緒にしゃんしゃん傘踊りを踊らせていただきました。第2アリアンサ鳥取村も訪問させていただき、先人の大変な苦労を偲ばせていただきました。改めて鳥取県人会の皆様の御努力に敬意を表します。
 ブラジル―鳥取交流センターは、県人会の本部として活動の中心となり、母県との各種交流事業の拠点となっております。今後もこのセンターが鳥取の文化を伝え、鳥取県人会関係者の交流の場として発展し、母県との絆を育む中心的役割を果たしていくことを期待します。我々も、次世代の交流活動を担う人材の育成に協力していきたいと考えております。
 鳥取県においては、ブラジルの方はまだ少ないですが、プロサッカーチームで3名のブラジル人選手が活躍しており、ブラジルを身近に感じる鳥取県民も多くなっております。ブラジルとの交流が今後も進展していくことを期待しております。

 

母県想う気持ちで創立=ブラジル鳥取県人会会長 山添 源二

山添会長

山添会長

 ブラジル鳥取県人会の創立は1952年、鳥取市大火の際に故郷へ想いを寄せる県人が集って行った募金活動がもとになっております。その後母県からは1965年に県費留学制度、1981年に技術研修制度、2003年に中堅リーダー制度など後援制度を作って頂きました。
 現在までに100名以上の留学生、20数名の中堅リーダーが母県での研修の機会に恵まれました。20年前より第2アリアンサ鳥取村の日本語学校に先生を送っても頂いております。
 1995年には母県からの支援により立派なブラジル・鳥取交流センターが建築されました。センターは県人会の活動、交流の拠点となっており日本文化の継承に幅広く活用されております。
 65年前に生まれた県人会は、母県の積極的なご支援と県人会の先輩方のたゆまざる努力により大きく成長し、いまや日本文化の発信点となっております。
 母県の貴重なご後援に厚く御礼を申し上げるとともに、今後も更なるご支援ご鞭撻を宜しくお願い申し上げる次第でございます。

 

決して忘れてはならないご恩=鳥取市長 深澤 義彦

深澤市長

深澤市長

 ブラジルは南米大陸で初めてオリンピックを開催するなど、南米の大国として発展をとげています。その発展に多大な貢献をした鳥取県出身の方々の65年という年月は格別の重みを持つものであります。
 先人の方々の歴史に触れるたび、同じ鳥取県民として、当時のご労苦に感慨を覚えますとともに、改めてその偉業に対して心から敬意を表します。
 ブラジル鳥取県人会は1952年に創立されましたが、1952年といえば鳥取市で市街地の大半を失う鳥取大火が起こった年であります。 
 鳥取県出身者の方々は、遠く離れたふるさとのために、大災害に対して手をさしのべてくださいました。私たち鳥取市民はこれを決して忘れてはならないご恩と受け止め、次世代にも伝えていきたいと思っています。
 ブラジル鳥取県人会の皆様におかれましては、これからもお元気で活躍され、日本とブラジルの友好親善の懸け橋としてご支援いただきますようお願い申し上げます。


積極的な人材育成心強く=県議会副議長 福間 裕隆

福間県議会副議長

福間県議会副議長

 県人会は鳥取県と共に積極的に子弟としての人材育成に取り組まれ、県費留学精度及び技術研修制度によって、日伯両国の各界で活躍する優秀な子弟を輩出してこられました。ブラジル・鳥取交流センターでは、多くのサークル活動が盛んで、若い人も積極的に活動していることに心強さを感じております。
 ブラジル日本移民110周年を迎えるにあたり、日本とブラジルの関係を一層緊密にするために、今後とも大きな役割を果たしていただけますことを期待しています。

 

「人と人の絆」に支えられ=鳥取市議会議長 下村 佳弘

下村市議会議長

下村市議会議長

 ブラジルと鳥取の関係は「人と人の絆」に支えられてきました。昭和27年の鳥取大火への支援活動をきっかけに鳥取県人会が設立され、遠く離れていても強く故郷を思う皆様の御心情を本当にありがたく思う次第であります。
 鳥取と県人会の皆様との関係はこれまでも、そしてこれからも、人と人の絆に支えられた温かみのある「アミーゴの関係」であり続けることを確信しています。

 


鳥取県よりの訪問団名簿

県議会訪問団
鳥取県議会副議長   福間 裕隆
鳥取県議会議員    内田 博長
鳥取県議会議員    藤井 一博
議会事務局 課長補佐 藤島 聖三
県(執行部局)訪問団
統轄監        岡村 整諮
教育次長       足羽 英樹
交流局交流推進課課長 遠藤 俊樹
交流推進課主事    田嶋 輝一
鳥取市訪問団
鳥取市長       深澤 義彦
企画推進部長     田中 洋介 
秘書課長       渡辺 大輔  
鳥取市議会訪問団
鳥取市議会議長    下村 佳弘 
鳥取市議会事務局長   河村 敏
友好交流団体訪問団
団長         田邉賢二
幹事長        川上信温
書記         本家勇子
団員         入江容子
団員         福田光江
団員         前田三女子
団員         福留敏弘


ブラジル鳥取県人会役員

会長         山添 源二
第一副会長      末永 正
第二副会長      千田 伊藤 初美
第三副会長      大原 ジルベルト 弘
第一総務担当理事   西坂 アンドレー 幸二
第二総務担当理事   宮本 アドリアナ 優子
第一会計担当理事   西坂 ジオゴ 健治
第二会計担当理事   大西 竹下 マリエ
第一財管担当理事   池堂 吉田 ミリアン 美幸
第二財管担当理事   西坂 ダニロ 誉一
第一渉外担当理事   東 吉田 ルッシー 真澄
第二渉外担当理事   村信 政行
第一文化担当理事   実甘 好重
第二文化担当理事   大原 レチシア
監事会
正監事        伊藤 万里夫
正監事        荒木 アレシャンドレ
正監事        チャネス石井 パッチャ レア
補充監事       森岡 カチア るり
補充監事       西坂 マルリ れいか
補充監事       大家 のえみ

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