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東西南北

 2日、サンパウロ市南部のヴィラ・クレメンチーノにあるサンパウロ連邦大学付属病院に強盗が入り、高額治療薬が盗まれた。事件発生はこの日の午前7時ごろで、6人組(うち4人が武装)の強盗団が同病院に押し入り、警備員と職員4人の手を縄で縛った上で、高価な薬品ばかりを12の黒いゴミ袋と13の箱の中に詰めこむと、白いバンに積込んで逃げ去った。同病院によると、奪われた薬品類の価値は100万レアル相当だという。現在、警察が強盗たちの行方を捜査中だが、犯人たちは薬品に関する情報を掴んでいたとの情報もあることから、医療関係者が事件に関与していたことも予想されている。
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 2日午前、サンパウロ市ルス駅から大サンパウロ市圏ジュンジアイー駅までを走るCPTM7号線で、電車が大幅な減速運転を行い、混乱を招いた。とりわけ、ルス駅とフランシスコ・モラト駅間は一時、電車が完全に立ち往生の状態になっていたという。CPTM側によると、この混乱は前日夜にペルス駅付近で起こった導線の切断が原因で、同日未明も修理にあたっていたが、雨が降っていたことなどもあり、始発の時間までに間に合わなかったという。乗客には代替バスなどで対処したという。
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 今週末は、大統領選挙に向けた各政党の党大会の締切にあたる。最終日の明日、5日までに正式な立候補者や副候補が決まるはずだが、ルーラ氏がどういう形で出馬登録を行うかや、ボルソナロ氏の副候補が誰になるかなど、有権者には気になることが数多く残っている。今日、明日はテレビやネットのニュースから目が離せない。

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