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オペラ歌手・田中公道さん=笠戸丸表彰受章、現役の81歳

田中さん(右)と妻・宏子さん

田中さん(右)と妻・宏子さん

 笠戸丸表彰を受章した日本のオペラ歌手の田中公道さん(81、島根県)が来社し、表彰の経緯や今後のブラジルでのコンサートについて報告した。ブラジルでの活動が21年目となり、今年も各地で公演を行う。
 テノール歌手の田中さんは例年ブラジルに数カ月間滞在し、コンサート出演などの活動を行っている。昨年はコンサートに約30回出演した。また、ブラジルでの活動20年の功績や、80歳で現役のオペラ歌手であることなどをたたえられ、サンパウロ州議会やカンピーナス市議会などで6つの表彰を受けた。
 今年は、妻の宏子さんとともに23日に来伯。各地のコンサートに出演したり、コンクールの審査員を務めるなどしながら、来年1月上旬まで滞在する予定だ。
 笠戸丸表彰は、オペラ協会のカルロス・ゴメス会長から推薦を受けて受章に至った。田中さん自身が受章を知ったのは来伯の1週間前。「推薦されていたことも、どういった賞なのかも知らなかった」と笑う。授章式がたまたま来伯の翌日だったので、出席することができた。
 26日には「アルジャー花祭り」で歌声を披露しており、来月1日午後6時半からはカンピーナスのジャルジン・グアナバラ長老派教会(Rua Dr Barbosa Cunha, 562 – Jardim Guanabara, Campinas)でコンサートを行う。他にも10月20日には熟連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134, Liberdade)で開催の「抒情歌を楽しむ会」で歌う。滞在中に30回ほどステージに立つ予定だ。
 田中さんは「思いがけなく笠戸丸表彰をいただき、とても光栄です」とし、「私の年齢でも現役で活動できる。聴いている人を元気づけたい」と意気込みを話した。

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