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《サンパウロ市》フラ・フィラ=部分操業から20年後も未完成=巨額を投じた巨大プロジェクトも

 セウソ・ピッタ市長時代に「超高速バス到来」との派手な宣伝で話題となったサンパウロ市の巨額プロジェクト、通称「フラ・フィラ」が、1998年の第1区操業から丸20年を経ても未完成のまま、別のものとなったと、12日付現地紙が報じている。
 「フラ・フィラ」は1996年のサンパウロ市市長選で打ち出された企画で、ピッタ氏がキャンペーン時に導入した「鳥だ、飛行機だ、フラ・フィラだ」のキャッチフレーズで有名になった。市中央部のドン・ペドロ2世公園(バスターミナル)から、ひとつは南東部サコマン、もうひとつは極東部のシダーデ・チラデンテスまでを結ぶ全長31・8キロになるものとされていた。
 1998年には、試験操業のためのコース建設がはじまり、サコマンまでとヴィラ・プルデンテまでの2・8キロの試験操業が行われた。
 だが、1999年からは工事がどんどん遅れ、そのまま長期間、放置された状態になった。
 「フラ・フィラ」は2006年に当時のジルベルト・カサビ市長が完成に意欲を見せた。2007年には完成部分の名称を「チラデンテス急行」に変更し、第1区間の見の営業操業もはじめた。
 だが、2009年に、ヴィラ・プルデンテ駅からはモノレール線15号線を走らせることに方向転換。総額120億レアル、1日平均30万人の乗客を見込んでいた大型プロジェクトは頓挫した。

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