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FIFA最優秀選手賞=ブラジル人のマルタが8年ぶり6度目の受賞=ベテランでも衰え知らず

マルタ(Lucas Figueiredo/CBF)

マルタ(Lucas Figueiredo/CBF)

 24日、国際サッカー連盟(FIFA)が世界一の選手に贈る「FIFA最優秀選手賞」の発表がロンドンで行われ、女子の部でブラジル人のマルタが選出された。彼女の選出は2010年以来、8年ぶり、6度目となる。25日付ブラジル国内紙が報じている。
 最終選考に残った候補は3人で、マルタは、アダ・へゲルブルク(ノルウェー)とジェニファー・マロジャン(ハンガリー)の二人を抑えての受賞となった。
 今回の受賞は、所属先の米国リーグ、オーランド・プライドで、リーグ2位となる13得点をあげ、同チームのプレーオフ進出に貢献。さらに、ブラジル代表選手としても、コパ・アメリカ優勝の立役者となったことが評価された。
 マルタはこの賞の世界最多受賞者だ。2004年以降、毎年のように最終選考の3人に入り続けており、2006~10年には5年連続で受賞。その後も、受賞には至らなかったものの、2015年と17年以外は最終選考に残っていた。
 8年ぶりの受賞となったマルタは喜びを隠せず、久々の受賞スピーチは涙を流しながらのものとなった。「〃いつもすぐ感激するね〃と言われるけれど、何度受賞してもこの賞は本当にうれしいの。まずは、私に健康な体を与えてくれた神に感謝。それから私を支えてくれるクラブとセレソンのチームメイト。ファンや選んでくれた記者の方たちにも。最高の、魔法みたいな瞬間よ」と彼女は喜びを語った。
 前回の受賞は20代前半までのものだったが、今回は32歳と、30代を越えての受賞となった。対抗馬のアダは23歳、ジェニファーは26歳だった。
 また、男子の部では、ルカ・モドリッチ(クロアチア)が受賞した。モドリッチは、下馬評は高くなかったクロアチアを巧みなゲームメイクでW杯準優勝に導いた立役者だ。さらに、所属先のレアル・マドリッドでも世界一に貢献していた。

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