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なぜシロは健闘し、アウキミンは惨敗したのか

シロ氏(Heloisa Cristaldo/Agência Brasil)

シロ氏(Heloisa Cristaldo/Agência Brasil)

 大統領選はジャイール・ボウソナロ氏(社会自由党・PSL)とフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)という、世界中が「危険」と目する極右候補と、汚職で凋落したかつての長期政権の再挑戦という対決になっていることは本紙でも何度も報じていることだ。だが、今回ここではあえて、この対決以外から伺える、今回の選挙の特徴を見ていくことにしたい▼今回の選挙の大番狂わせのひとつは、最多の政党支持を得て、テレビでのキャンペーン期間中に圧倒的な時間を有してたジェラウド・アウキミンが、わずか4%台の支持で4位と惨敗したことだ。それとは対照的に、少数政党1党との連立に過ぎず、テレビでの政見放送も少なかったシロ・ゴメス氏(民主労働党・PDT)が12%台の支持で3位と健闘した。なぜ、そういうことが起こったのか

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