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東西南北

 7日に当選者が決まったばかりの下院で、早くも新下議による挑発がはじまっている。ジャイール・ボウソナロ氏の社会民主党(PSL)の新下議のグループが、ボウソナロ氏の三男のエドゥアルド氏を「最多得票を獲得した」ことを理由に次期下院議長になるべきだと、強く主張しているのだ。しかもその中心には元陸軍将官もいる。これに対して、ロドリゴ・マイア現議長を中心としたセントロン系グループが強い難色を示しているという。ただでさえ、「民主主義は守られるのか」と不安がられているこの時期に、血縁関係者による権力独占を強引に求めようとするのはいかがなものか。今はおとなしくするべきでは。
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 サンパウロ州地裁が、サンパウロ市地下鉄6号線の工事担当コンソーシアムのモーヴェ・サンパウロに対し、「工事停止中の現場の管理を聖州が負担する」との請求を退け、引き続き、同社が管理することを求めた。6号線は北部ブラジランジアと市中央部(セントロ)を結ぶべく計画された線で、2019年に完成の予定だったが、同コンソーシアムがラヴァ・ジャット作戦に関与していたことでダメージを受け、2016年から工事が止まっていた。
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 サンパウロ市周辺では17日午後から18日朝にかけ、またも強い雨が降り、とりわけグアラピランガ水系の降水量は72ミリを記録した。18日午前9時現在、カンタレイラとグアラピランガでは10月の月間平均を超える160ミリの降雨を記録しており、アウト・チエテでも100ミリを超えた。今日あたりまでは天気がぐずつく見込みで、もう少し降水量が増えそうだ。

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