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《ブラジル》環境保護のため、国家治安部隊をアマゾンに派遣=違法森林伐採監視職員への攻撃激化

環境保護監視活動IBAMA職員(参考画像・Gustavo Bediaga/Ibama)

環境保護監視活動IBAMA職員(参考画像・Gustavo Bediaga/Ibama)

 ブラジル連邦政府は、生物多様性保護のためのシコ・メンデス研究所(ICMBio)の活動を保護するため、アマゾンの大森林のあるブラジル北部に国家治安部隊(FN)を派遣することを決めた。
 ICMBioは法定アマゾンの森林の違法伐採などを監視している団体で、違法伐採撲滅のための作戦を展開中の19日午後、パラー州トライラン市で、衛星写真で確認された違法伐採の現場を確認しに行こうとしたところ、現場に行くための橋を焼き落とされ、7時間孤立状態になった。事件当時、別の橋の付近にも近隣住民が大挙しており、職員らは銃声も聞いている。
 国立再生可能天然資源・環境院(Ibama)もICMBio同様の活動を行っているが。こちらは20日夜、ロライマ州ブリチス市のホテルの前、監視活動のために使う車10台中3台が、ガソリンをかけられて放火されるという被害に遭った。現場ではその後も、それ以外の車にも放火しようとする動きがあったが、警察が食い止めた。
 IbamaとICMBioは、大統領候補のジャイール・ボウソナロ氏(社会自由党)が統一を明言している機関だ。これらの攻撃が起きた地域は、違法伐採によって生計を立てている住民が大半とされている。
 Ibamaは即日、FNの派遣を申し入れており、25日にも、180日間の期限付きで、ブラジル北部でFNが活動することを認める、治安省と環境省の名前での省令が出される予定だ。
 Ibama長官代行のルシアーノ・エヴァリスト氏は、「州知事選でも市長選でも、選挙の前に不法伐採行為、規制当局への攻撃が増えるのはいつものこと」と語る。
 FN隊員96人は、すでにIbamaの職員たちと合流した。Ibamaは森林の不法伐採の他に、鉱物の不法採掘も監視している。環境省はIbamaが最も危険に晒されているとしている。
 ICMBioの護衛は地元州警察が行ったが、今週に入って危険が高まっている事を理由に、パラー州政府は、州警察による環境保護関係職員の護衛をやめる事を決めた。パラー州内にいる14人のICMBio職員には、24日以降、護衛がついていない。
 ICMBio所長のパウロ・カルネイロ氏によると、現在最も危険が高まっているのがパラー州南部で、アマゾン川交通の要衝サンタレン市と国道163号線付近が特に危険だという。ルシアーノ・エヴァリストIbama長官代行はそれに、アマゾナス州南部、マット・グロッソ州北西部を加えた。(25日付エスタード紙などより)

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