アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで1日に会談したトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が、90日間の貿易戦争休止で合意した事で、週明けの世界の株式市場は上昇した。サンパウロ市株式市場指数(Ibovespa)も一時9万1千ポイント(P)台をつけ、最終的には前の営業日比で0・35%増の8万9820Pで取引を終えたと、4日付ブラジル国内各紙が報じた。
「90日間の貿易戦争休止」とは、米国が来年1月に予定していた、対中製品制裁関税引き上げの90日延期だ。休戦期間は短く、その後の情勢が好転する保証もないが、国際投資家たちは、この知らせをポジティブに受け止めた。