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《ブラジル》マイス・メジコス=赴任地に現れぬ医師2500人=先住民保護区への応募も不足

 【既報関連】キューバ人医師が政府の医療拡充計画の「マイス・メジコス」の現場を離れる事になり、急遽行われた医師募集には8411人が応募した。だが、希望する任地で自治体責任者との面接や契約を済ませ、勤務を始める期日の14日までに現地に赴かなかった医師が2520人おり、18日まで期日が延長されたと15日付現地紙・サイトが報じた。
 保健省が募集した医師数は8517人だが、国内で資格を取った医師達の申込期日までの応募者は8411人。現在は、106人の不足分を補うため、外国で資格を取った医師を対象に、2次募集が行われている。
 だが、8411人の1次応募者中2520人は希望した任地に赴いていない。約30%が希望任地に赴いていないという事態を重く見、保健省は各自治体へ赴く期日を18日まで延長した。
 他方、14日までだった外国で資格を取得した医師の応募期間は、16日までに延長された。
 1次募集で応募者がいなかった106人分は、大半が先住民保護区で働く医師の分だ。先住民向け医療でマイス・メジコスの働きが展開されていたのは19州で、医師総数372人の81%に及ぶ301人をキューバ人医師が占めていた。
 先住民の乳児死亡率は非先住民より最大20倍も高い。また、08~14年に栄養失調で亡くなった9歳未満の先住民の子供は419人いた。先住民人口は0・4%なのに、同期間中に栄養失調で亡くなった子供に占める先住民の割合は55%だった。
 特に応募者が少ないのは北部で、アマゾナス州では先住民保護区の医師募集枠92人中29人の応募しかなかった。同州では、通常の自治体の募集枠230人分も、7日の時点で14市、39人分が埋まっていない。
 また、極貧地も医師の応募が少ないという。
 保健省では、2次募集で、これら106人分、並びに1次募集で応募したが、参加を諦めた医師が出た場合の枠を埋める事を望んでいる。ブラジルで資格を取ったブラジル人医師の希望地選択は20、21日、外国で資格を取ったブラジル人医師の希望地選択は27、28日、外国で資格を取った外国人医師の希望地選択は1月3、4日となっている。

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