1日、大統領府でジャイール・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)の就任式が行われた。メディア関係者を悪待遇し、「ブラジルを社会主義から開放したい」という、大統領就任式らしからぬ就任挨拶を行うなど、選挙キャンペーンさながらの就任式となり、同時に国内外のマスコミからの批判も受けた。2日付現地紙が報じている。
ネット上で熱心な支持者層を築き上げて当選したボルソナロ氏だけに、大統領府前には、晴れの就任式を見ようとする熱心なファン11万5千人が集まった。その数は、大統領府側が見込んだ25万人には及ばなかったが、それでも、4年前のジウマ氏や、2003年のルーラ氏といった、同氏が敵対視する労働者党(PT)の大統領の就任式にかけつけた人よりは多かった。