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《ブラジル 鉱山ダム決壊事故関連》ミナス州に放置ダムが400=「まるで時限爆弾」と専門家

鉱山ダム決壊事故の被害の全容はまだわかっていない(参考画像・ミナス州消防局)

鉱山ダム決壊事故の被害の全容はまだわかっていない(参考画像・ミナス州消防局)

 1月25日に発生したミナス州ブルマジーニョの鉱山ダム決壊事故から19日が経過、事故現場では今でも遺体の捜索活動が続き、大量の有害な泥が流れ込んだ川の流域では、今後の環境への影響が大いに心配されている。
 ブラジルには飲み水を貯めておくダムから、鉱山用の排水ダムまで、2万4千を超える数のダムがある。だが、それらの管理体制はほとんどがずさんで、将来的に事故が発生して、被害を受ける危険性を多くの人々が抱えている。
 今回決壊したのは世界的な鉄鋼大手、ヴァーレ社のダムで、まだ、罰金や補償金を支払う体力がある。だが、ブラジルのダムが全てこうした大手に管理されているわけではなく、もう管理会社が倒産し、放置されたダムをある。
 ブラジル全国鉱山局(ANM)によると、ミナス州で最も貧弱なダムのほとんどは管理会社が存在しない、もしくは倒産して活動していない状態にある。
 ミナス州で最も危険度の高いダムは、ベロ・オリゾンテから南東30キロ離れたリオ・アシーマ市にある。
 このダムを管理していたミンド・ミネラソン社は、6年以上前に倒産し、その後一切のダム管理活動を行っていない。放置されたダムには、今でも水が張り「汚染水、使用禁止」の看板が立っているだけだ。
 調べでは、決壊したダムよりも危険度の高いダムは、州内にさらに二つあり、ミナス州検察局は神経を尖らせている。
 州内に放置されたダムがある事は、2016年からすでに知られていた。同年、ミナス州政府機関である州環境財団は、州内には400もの放置ダムがあると公にしていた。
 ミナス州のイタジュバー連邦大学のカルロス・マルチネス教授はこの状況を“時限爆弾”に例えている。同教授はさらに、「問題を先送りしても、いつか必ずその“ツケ”を払う時が来る。想定される被害規模は途方もなく大きい。多くのダム管理会社はもう存在すらしていない。その尻拭いをするのは誰か? 行政しかいない」と語った。(2月11日付エスタード紙より)

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