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歌姫ビビ・フェレイラ死去=96歳まで現役の天才アーチスト

晩年のビビ(Arquivo TV Brasil)

晩年のビビ(Arquivo TV Brasil)

 ブラジルを代表するミュージカル歌手で作曲家、役者、演出家でもあり、生涯「歌姫」の名をほしいままにした天才肌のアーチストのビビ・フェレイラが13日、自宅で死去した。96歳だった。14日付現地紙が報じている。
 1922年7月に、当時国内で随一の人気を誇った俳優プロコーピオ・フェレイラの娘として生まれたビビは、生後20日の赤ちゃん時代に人形役としてステージに立って以来、長い一生を舞台に捧げた。
 幼少時から子役としてリオの市営劇場に出演し、1944年には自分で劇団も旗揚げし、1957年から60年にかけてはポルトガルを舞台に活躍した。
 ブラジルでは1960年代に舞台「マイ・フェア・レディ」のヒロイン、イライザ役で一躍有名となり、テレビ草創期においてエクセシオール局の歌番組の司会もつとめた。
 70年代には「ラ・マンチャの男」や歌手のシコ・ブアルキが脚本を手がけた「ゴタ・デ・アグア」、80年代にはフランスの大歌手エディット・ピアフの伝記ミュージカル「ピアフ」といった話題作で次々に主演をつとめた。
 また自分の音楽番組では、マリア・ベターニアやクララ・ヌーネスといったブラジル音楽界を後に代表することになる女性歌手を積極的に紹介した。
 ビビは70代を迎えた90年代以降も意欲的な試みを続け、77歳のときには自身初のオペラ、ビゼーの「カルメン」を自ら演出。80代のときには、ポルトガル音楽「ファド」の女王として知られたアマリア・ロドリゲスの伝記ミュージカルでも主演をつとめた。
 その後も活発にステージ活動を続け、引退を宣言したのは96歳3カ月の昨年10月だった。
 逝去した13日、ビビはリオ南部の自宅で普通に起床していたが、「息苦しい」と言って横になり、家族が医者を呼んだが、その間に眠るように亡くなったという。

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