ホーム | 文芸 | 刊行 | 「かなえ合同歌集」追悼刊行=亡き歌人、藤田朝壽さんに捧ぐ

「かなえ合同歌集」追悼刊行=亡き歌人、藤田朝壽さんに捧ぐ

本の装丁

本の装丁

 亡きコロニア歌人・藤田朝壽さんに捧げる追悼歌集『かなえ合同歌集』(全160頁)が今年1月に刊行された。
 昨年1月4日に亡くなった藤田さんは、サンパウロ新聞歌壇や老荘の友で選者を務めていた歌人。15年に亡き妻に捧げた自選歌集『赭き大地を』に続け、2冊目となる自選歌集を準備していたところ、志半ばで逝去した。残された遺作は僅かで一冊にするのは物足りない状態だった。
 「これを完成させるのが最も良い供養になるのではないか」――そう考えた同じ勉強会で長年親しくしていた梅崎嘉明さん、野口民恵さんが参加し、3人による合同歌集として上梓される運びとなったという。
 藤田さんの遺作は、短歌109首、随筆7編で、梅崎さんが藤田さんを悼んで綴った短歌も収録されている。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 『西風』=巻頭に宮尾進さん追悼集=あの中村八大との秘話も2017年5月24日 『西風』=巻頭に宮尾進さん追悼集=あの中村八大との秘話も  西風会は『西風』第5号(207頁)を先月刊行した。毎月1回集まって議論をする私的な研究会で、体験談や調査内容を半年に一度ほど出版している。  5冊目の巻頭特集は、昨年10月30日に亡くなったサンパウロ人文科学研究所元所長で西風会の中心メンバーでもあった宮尾進さんの追 […]
  • 八木書店=400年前の「日葡辞書」刊行=リオで発見、原本を高精細カラーで2020年4月18日 八木書店=400年前の「日葡辞書」刊行=リオで発見、原本を高精細カラーで  古典や古文書の複製出版に取り組む八木書店(東京都千代田区)が3月30日、日本語にポルトガル語で注釈を付した『リオ・デ・ジャネイロ国立図書館蔵 日葡辞書』=写真=を刊行した。400年前に日本に来た宣教師が、布教や信者の告白を聞くために参照したとされるキリシタン版辞書。ロ […]
  • 森で光る菌を先住民と見よう=アマゾン研究所の石川さんが絵本=4言語「ひかるもり」刊行2020年3月28日 森で光る菌を先住民と見よう=アマゾン研究所の石川さんが絵本=4言語「ひかるもり」刊行  日英ポルトガル語の3カ国語と先住民のニェエンガトゥ語による絵本『ひかるもり』(全64頁)が、昨年11月に刊行された。出版記念のイベントで2月25日~3月7日まで訪日していた、アマゾナス州都マナウスの国立アマゾン研究所(INPA)で研究員として勤める石川カズエ・ノエミア […]
  • 松田潤治郎『ハチドリの歌』=自費出版文化賞特別賞を受賞2020年3月21日 松田潤治郎『ハチドリの歌』=自費出版文化賞特別賞を受賞  松田潤治郎さんが2013年12月に埼玉で自費出版した「ハチドリの歌」が第22回日本自費出版文化賞特別賞を受賞した。その功績を讃えて昨年12月15日、東京千代田区のアルカディア市ヶ谷で表彰式が行われた。  松田さんは1970年から通算17年間ブラジルで生活した経験を持 […]
  • 徳力啓三著=『知っておきたい日本の歴史』=薄くて充実、無料配布中2020年3月10日 徳力啓三著=『知っておきたい日本の歴史』=薄くて充実、無料配布中  2014年からブラジル日本会議の会長を務めてきた徳力啓三さん(79、三重県)が、昨年1年間がかりで毎月講演および座談会をしてきた日本史の内容を、この度一冊の本にまとめて『知っておきたい日本の歴史』として出版、希望者に無料配布している。  「日本の教科書を半分に抜粋し […]