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富山県人会=約24万レかけ会館大改修=市川会長「完成は大きな喜び」=県庁からも慶祝に駆けつけ

テープカットで改装修繕を祝った

テープカットで改装修繕を祝った

 ブラジル富山県人会(市川利雄会長)は「会館改装修繕完了式」を先月24日、聖市内の同会館で催した。この度の改装修繕では、サロン改装と台所の拡張が行われ、見違えるように綺麗になった会館に、来場者からは感嘆の声が上がった。式典には県庁から荻布彦参事ら職員4人が駆けつけ、100人以上の会員らと共に完成を祝った。

 手前の建物に台所、奥の大サロンのある本館と別々になっていた。本館の2階が図書館だ。1981年に落成した本館は柱の鉄筋が剥き出しになるなど老朽化が進んでいた。その壁を取り壊して、入口にある建物と天井部分を連結。これにより収容可能人数が倍増され、開放的な空間に生まれ変わった。
 改修工事には約24万レアルかかった。うち6割を富山県、富山市、高岡市、富山県南米協会が拠出。2割を県人会が負担、残りは県人会員による募金運動で賄われた。
 式典では一分間の黙祷の後、市川利雄会長が「母県のお陰で改装修繕をすることができた」と感謝し、「当会の我々世代では会館大改修の募金運動をしたのは初めて。資金集めは困難だったが、皆で完成式典に望めることは大きな喜び」と微笑を浮かべた。
 荻布参事は、石井隆一知事の祝辞を代読。姉妹都市関係にある富山県と聖州交流事業の窓口を県人会が担ってきたことに謝意を表わしつつ、「従来にも増して集まりやすい施設環境が整備されたのでは。県人会活動の一層の活性化に繋がるものと大いに期待したい」と話した。
 続いて、野口泰在聖総領事は、総領事夫人が同県出身であることから「頻繁に訪れている、深い関りのある県だ」と親しみを表し、聖州との交流事業に敬意を表した。

見違えるほど綺麗になった広々としたサロン

見違えるほど綺麗になった広々としたサロン

 山田康夫県連会長は「余りにも会館の印象が変わって驚いた。県人会活動に協力し、一緒に県連日本祭りを盛り上げましょう」と激励。同県が奨学金を交付するなど関係がある聖州立総合大学の森幸一教授は、「風通しのよい明るい空間となった。これを活用して県系人が交流し、富山の魅力を発信する場となれば」と期待した。
 最後に、県庁から同会に対して補助金交付、記念品贈呈が行われ、同会からは改装修繕を支援した富山県、富山市、高岡市、富山県南米協会に対して感謝プレートが贈呈された。荻布参事が乾杯の音頭を取り、持ち寄りでの昼食会となった。
 県庁からは、総務省が実施する中南米日系社会と国内自治体との連携促進事業の一環として、母県の地酒5種、県産品22種の試食会が催され、「富山を知るきっかけになれば」と県の魅力をアピールした。会員らは、母県の海産物を使用したとろろ昆布などに舌鼓をうち、懐かしの味を楽しんでいた。

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