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《ブラジル》=優良債務者データの自動登録を承認=ボウソナロ大統領裁可の後に施行へ

金利の自動優遇か個人情報保護か、消費者の決定次第だ(参考画像・Renato Quintella / flickr)

金利の自動優遇か個人情報保護か、消費者の決定次第だ(参考画像・Renato Quintella / flickr)

 ブラジル上院議会は13日、優良債務者のデータをカダストロ・ポジチーボ(CP)と呼ばれる台帳に自動的に記載する事を認める法案を、賛成66、反対5の賛成多数で承認。同法案はボウソナロ大統領の裁可待ちとなったと、14日付現地各紙が報じた。

 ブラジルは債務不履行者が多く、返済期日を守る個人または法人は、金融機関から金利優遇措置などを受ける事がある。

 これまでは、優良債務者本人が「自分のデータをカダストロ・ポジチーボに記載してもよい」と承諾し、書類に署名した場合にだけ台帳に記載されていたが、今回承認された法案により、これからは、自動的に登録される事になる。

 カダストロ・ポジチーボは2011年から存在するが、これまでは名前の記載が任意だったため、1100万人しか登録されていなかった。

 同法案は中銀が支持していた。「優良債務者が自動的に判明すれば、金融機関が融資の際に優遇でき、消費者の利益となる」がその論拠だ。

 この法案を大統領が裁可すれば、中銀が90日以内に同法運用規定を決定。その後は、国民に制度を周知するための期間をおいて施行となる。

 施行となれば、支払い遅れなどのない優良債務者の名は、自動的にカダストロ・ポジチーボに載せられる。登載対象者には通知が来るので、自分の名を外して欲しい場合は、銀行業務集中サービス会社(セラーザ)やクレジット保護サービス(SPC)などに申し出れば外される。この申し出は無料で行える。

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