ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 ここ連日報じているサンパウロ大都市圏スザノ市の州立学校での無差別テロ事件は、事件から数日を経てもブラジル社会に深い爪痕を残している。その最中、海を遠く隔てたニュージーランドのクライスト・チャーチ市で、現地時間の15日に礼拝中のモスクを狙った無差別テロが発生し、50人近くが殺される大惨事が起こり、さらに不安な気分に追い討ちをかけている。これまで議論されてきた銃規制緩和の問題に加えて、本面でも紹介している暗黒ウェブなどの問題についても、対策が必要な事態となってきている。そのあたりも含め、今後、連邦政府が「自己防衛の必要性」以上にどんな対策を行うかに注目したい。

     ◎

 まだ、曇りと雨が続くサンパウロ大都市圏だが、14日午後、サンパウロ市東部のチエテ自然公園付近で、12日に強い雨が降った際、川に落ちた犬を救おうとして濁流にのまれ、行方不明になっていたクリスチーナ・クリンチーマさん(39)の遺体が発見された。これで、今回の水害による死者は14人に達した。予報だと、来週水曜日(20日)まで、連日10ミリ以上の降水の可能性があると出ている。ぐずついた天気がここまで続くのも珍しいが、くれぐれも水害は起きないでほしい。

     ◎

 今週末のサッカーのサンパウロ州選手権は第11節。もう、そろそろ決勝トーナメント進出チームが決まり始める頃だが、注目はサンパウロ市パカエンブー・スタジアムで今日行われる、サンパウロ対パルメイラス戦だ。B組1位のパルメイラスは余裕があるものの、D組2位のサンパウロは脱落圏内の3位と勝ち点差が僅か2点で、負けられないところだ。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 東西南北2020年9月19日 東西南北  18日、ブラジルのネットはなつかしい写真で溢れた。それはこの日が、ブラジルでのテレビ本放送70週年記念日だったからだ。1950年、今はなきトゥピー局が放送を開始したのが最初となる。日本のNHKが本放送をはじめたのが1953年2月1日なので、それよりも2年半近く早かったことにな […]
  • 東西南北2020年9月18日 東西南北  投票日まで2カ月を切り、そろそろ、サンパウロ市市長選のことが気になりはじめる頃だ。フォーリャ紙によると、現職のブルーノ・コーヴァス市長は、最大のライバルになると目されているセウソ・ルッソマノ氏に関して、ボウソナロ大統領に支持してもらった方がむしろ助かると考えているという。それ […]
  • 2030年W杯まで安心なサッカー新世代2020年9月18日 2030年W杯まで安心なサッカー新世代  サッカーがブラジル国内で再開されて、一月近くが経過した。その短い期間の中で楽しみなことが起こって来ている。  それは、昨年のU17W杯での世界一に貢献した選手たちのうち4人が、早速プロの世界で活躍していることだ。カイオ・ジョルジュ(サントス)、ペグロウ(インテル […]
  • 東西南北2020年9月16日 東西南北  政党「共和者(Republicanos、旧・ブラジル共和党)」は今日16日に、サンパウロ市市長選に向けての支部大会を行う。同党からはセウソ・ルッソマノ氏の出馬が確実視されており、ボウソナロ大統領の支援を得ることも堅いとされている。それは、ボウソナロ氏の2人の息子(フラヴィオ氏 […]
  • 東西南北2020年9月15日 東西南北  この週末、13日に行われたフランスのサッカー国内リーグの対マルセイユ戦で、PSGのネイマールは、相手ディフェンダー、アルヴァロ・ゴンザレスの後頭部を叩き、一発退場となった。ネイマールによると、この選手からは人種差別的な発言をされたということで、試合後もSNSで「顔を殴ればよか […]