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ポルト・アレグレ=日本語モデル校、悲願の改修開始=「学校は日本文化と伝統の基礎」

改修工事を行った学校の前で記念写真

 在ポルト・アレグレ領事事務所(近藤猛所長)と南日伯援護協会(谷口浩会長)は今月14日に、同日本語モデル校の改修に使う「草の根無償資金協力」の贈与契約署名式を行った。

 同校はポルト・アレグレ日本文化協会(管野妙子会長)が運営。校舎は1998年に市内の民家を購入し、有志たちがペンキ塗りや教室の床の張り替えを行なった。

 現在は2棟に分かれているが、改修工事で1棟に統合。新たに2階を作り、教室3つを設ける。教室は仕切りを動かせば、約80人収容可能な多目的講堂となる予定。

 署名式には木村元在クリチバ総領事も出席。同総領事はポルト・アレグレ総領事館(現領事事務所)に勤務していた06年に同校を頻繁に訪れ、「より使いやすい学校になれば」と草の根協力の利用を勧奨。様々な障害から一度は断念したが、昨年から申請準備を再開。地元日系社会にとって13年越しの悲願の贈与契約に至った。

 参加者たちは改修図面を囲みながら新講堂の使い道についてアイデアを出し合い、笑い声の絶えない署名式となった。

 これまで広さの問題により学校で開催できなかった日本語のお話発表会や映画会、講演会などの活用が期待される。

 谷口会長は「長い時間がかかったが、その価値がある。我々には日本文化を守っていく責任があり、そのための日本語学校の継続と発展に協力いただいた全ての方々に感謝する」と喜びと感謝の意を述べた。

 木村総領事も「私にとっても長年の夢がやっと叶う。日本語学校は日本文化と伝統の基礎。これまでの問題が改善し、文化協会だけでなく援護協会、婦人会なども新しい講堂でたくさん集まってほしい」と応えた。

 大澤秀子校長は「日本語学校はコロニアの皆さんの財産。ここまで来るのに本当に多くの人に関わっていただいた。完成したら授業はもちろん、日系、非日系に関わらず若者への日本文化の普及活動を充実させたい。日系コロニアの中心的な場所になってほしい」とコメントした。

 工事は数カ月かかる見込みで、その期間は同市のサクラダファミリア教会のサロンを借りて平常通り授業が行われる。(南日伯援護協会通信)

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