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お釈迦さまの生誕を祝う=リベルダーデで今年も花祭り

白象をひっぱりながら稚児行列する子ども

 お釈迦さまの生誕を祝う「第53回花祭り」が1日からリベルダーデ日本広場で行なわれ、最終日の6日、しめやかに法要が営まれた。ブラジル仏教連合会(采川道昭会長)、釈尊讃仰会(伊藤パウロ勉(つとむ)会長)、仏教婦人連盟(上村光代会長)とリベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)が共催した。

 ガルボン・ブエノ街の日本庭園には、釈迦が誕生した時に天から甘露の雨が降ったという説話にちなんで、釈迦像に甘茶をかける甘茶接待のテントが1日から作られ、多くのブラジル人も神妙な顔で甘茶を注いでいた。

 法要は田原良樹仏連運営事務局長が司会、采川会長の代理で佐々木エドアルド良法さんが導師を務め、7宗派の総領代表、20人以上の来賓、約25人の稚児と父兄、むつみ幼稚園の子どもたち、仏連コーラス部が参加し、周囲を物珍し気なブラジル人が取り巻いて盛んに写真を撮っていた。

 最初に釈尊讃仰会の伊藤会長が「今年も無事に開催できたことを心から喜びたい」と挨拶した。コーラス部が「衆会」(しゅうえ)を合唱、佐々木導師が灌仏(仏陀像に甘茶をかけること)をし、仏教の基本である三宝に帰依することを表明する「三帰依文」(さんきえもん)が唱えられた。

 佐々木導師は法話で、お釈迦様の誕生に感謝を捧げ、「そのやさしさで私たちを見守ってください」と祈った。来賓として在聖総領事館の楠彰首席領事に続いて、林まどか文協副会長が、昨年の日本移民110周年を機に『リベルダーデ日本広場』に改名したことを振り返り、ACALの健闘を称揚した。

 当日はジョアン・ドリア聖州知事、ブルノ・コーヴァス聖市長からも祝電が寄せられる中、ACALの池崎会長は来賓の名前を列挙し、「お釈迦様が2653年前にお生れになった。それを祝う伝統を、末永く続けなければ」と祝った。

 むつみ幼稚園の児童らが「ハッピバースデイおしゃかさま」などを元気に歌い、お勤めの終わりに読み上げる回向(えこう)を唱和し、婦人連盟の上村会長が「お釈迦様の教えが浸透し、平和な世界が訪れますように」と閉会の辞をのべた。

 法要の終了後は、椎の実学園生徒たちの楽器演奏に先導され、僧侶、稚児らに引かれた白象のお練りが出発した。これは、白象が胎内に入る夢を見て受胎したという釈迦の母の逸話に基づくもの。子供の無病息災や成長を願って、鮮やかな伝統衣装を来て化粧をした子供たちが街中を練り歩く、日本の伝統行事だ。

 

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