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井上祐見、コロニアに感謝=「ブラジル大好き」息子が短期留学

井上祐見さんと、すっかりたくましくなった息子のともやすくん

井上祐見さんと、すっかりたくましくなった息子のともやすくん

 移民女性の心情を歌った曲「ソウ・ジャポネーザ」などで有名な日本人歌手の井上祐見さん(43、愛知県)=神奈川県在住=が、息子の笠戸丸ともやすくん(11、同)のブラジル短期留学に同伴するために2月28日から4月9日まで当地に滞在した。その間にお世話になった日系社会への感謝と感想をのべに、8日に来社した。
 「息子がブラジルをとても気に入って、どうしてもというので来ました。マネージャーなしで来たのは初めてです」。すっかりお母さんの顔になった井上さんは、そうほほ笑んだ。今回4回目の渡伯となる笠戸丸くんは「ブラジル大好き。人が優しい。もっとポルトガル語が覚えたい」と短期留学の動機を説明。
 二人は1カ月余りの大半を聖南西ピラール・ド・スル市の日本語学校に世話になり、笠戸丸くんはその宿舎から現地のオブジェチーボ校に通った。井上さんは「まずブラジルの学校には『起立、礼』とかないのに驚きました。それに先生が遅刻してきたり、授業中に生徒がお菓子を食べていたり、ビックリすることがいろいろありました」と感想をのべた。
 井上さんは「いろいろカルチャーショックが高じて、じつは3日目の朝に息子が『行きたくない』と言い出したときは焦りました。でも先生がとても協力的で、同級生も積極的に教えてくれ、そこから仲良くなり始め、一皮むけてホッとしました」と思いだす。
 午前中に3教科の授業があったが休憩時間がなく、ただ先生が入れ替わるだけだったとか。30分の昼食休憩を挟んで、午後に1教科。その後はピラール日本語学校の授業に参加した。井上さんは「日本語学校ではみんなが声をかけてくれて、面倒を見てくれた。息子は一緒に思いっ切り遊べたようです」と胸を撫で下した。
 井上さん自身も、日本語学校のお母さんグループや文協の母の会に入れてもらい、ブドウ祭りの裏方をして野菜切りを手伝ったりしたという。「15回ブラジルに来ていますが、今まで見られなかったコロニアを知ることが出来ました。息子共々、本当にありがとうございました」と感謝の言葉をのべた。

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