ホーム | ブラジル国内ニュース | ポルトガル=「ブラジル人学生に石を投げろ」=名門大学で外国人差別行為

ポルトガル=「ブラジル人学生に石を投げろ」=名門大学で外国人差別行為

 ポルトガルの大学で、ブラジルからの学生に対する外国人差別が行われて問題化していると、4月30日付フォーリャ紙が報じている。
 問題となっているのはリスボン大学法学部で、4月29日に、キャンパス内に石の詰められた木の箱が置かれ、「ズッカ(ブラジル人に対する侮蔑語)に投げつける場合は無料」の貼紙が添えてあった。
 同大学の学生協会が調べたところ、これは外国人差別ではなく、法学部に在籍するブラジル人学生が増えたことに対する皮肉だという。
 だが、同校に在籍するブラジル人学生数十人はこの行為を差別的行為として批難して、箱を撤去させた上、法学部の入り口で抗議運動まで行った。
 同大学の修士課程で学んでいるブラジル人判事のダニエラ・アンペ氏も、この日は研究を行わず、抗議運動に参加。「これは冗談では済まされない。暴力を煽る行為だ」と不満を示している。同じく修士課程に在学中のモイゼス・ソウザ氏によると、偏見に満ち、人種差別的な行動は、今回が初めてではなく、冗談や笑い話と言いつつ、とげのある話や表現をする人の中には教授たちも含まれているという。
 同校は、前身が13世紀から存在する同国きっての名門大学だが、近年は、修士課程で学ぶブラジル人学生の増加で、自分たちが学べなくなったと不満を持つポルトガル人学生が増えているという。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 《サンパウロ》州立大学の後期の講義は全て遠隔=応用部門は来年に繰り越し2020年6月19日 《サンパウロ》州立大学の後期の講義は全て遠隔=応用部門は来年に繰り越し  【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛令が出て以来、学校では通常の授業ができず、休暇の前倒しやオンライン授業で内容や履修時間数を補っている中、サンパウロ州立の大学3校は後期の講義はオンラインのみとする事を決めたと18日付現地紙が報じた。  この決断は、サンパウロ […]
  • ブラジルは使用継続=WHOがヒドロキシクロロキン臨床試験禁止に2020年5月27日 ブラジルは使用継続=WHOがヒドロキシクロロキン臨床試験禁止に  【既報関連】世界保健機関(WHO)は25日、新型コロナウイルスに対するヒドロキシクロロキンの臨床試験差し止めを命じた。同薬とクロロキンは、ブラジル政府が同病の公式治療薬として承認するよう、諸方面に圧力をかけている薬剤だ。25、26日付現地紙、サイトが報じている。  WHOが […]
  • 《ブラジル》コロナ感染者知っている人は52%=国民の大半が身近に2020年6月4日 《ブラジル》コロナ感染者知っている人は52%=国民の大半が身近に  【既報関連】5月25~26日に行われたダッタフォーリャの世論調査によると、回答者の52%が「コロナウイルスに感染した人を知っている」と答えたと2日付G1サイトが報じた。  2069人への電話アンケートの結果、「コロナウイルスに感染した人を知っている」と答えたのは52%で、「 […]
  • 《ブラジル》医療従事者から先住民にコロナ感染拡大か2020年5月23日 《ブラジル》医療従事者から先住民にコロナ感染拡大か  アマゾナス州内陸部のサンガブリエル・ダ・カショエイラ市(SC)で、先住民の間にコロナ感染者急増中と22日付現地サイトが報じた。  同州内陸部にはコロナウイルスへの感染率や死亡率が高い市が集中している。中でもSCは10万人あたりの感染者発生率が999に達し、少なくとも15人が […]
  • 《ブラジル》鳴り物入りで就任した文化局長が2カ月で退任2020年5月23日 《ブラジル》鳴り物入りで就任した文化局長が2カ月で退任  かつて「ブラジルの恋人」とも呼ばれた有名女優で、鳴り物入りで連邦政府文化特別局長に就任したレジーナ・ドゥアルテ氏が20日、就任3カ月にも満たないまま退任した。20日付現地サイトが報じている。  レジーナ氏の退任(一部メディアの報道では解任)に関して、ボウソナロ大統領は「本人 […]