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《ブラジル》同性愛者差別も人種差別の一部=現状で最高裁で過半数占める

 23日、最高裁で人種差別に同性愛者差別を含めるか否かの審理が行われた。結審はまだだが、現時点で既に、過半数の判事が「含める」との判断を下している。24日付現地紙が報じている。
 政党シダダニア(旧・社会大衆党)とブラジルLGBT(同性愛者、両性愛者、性転換者)協会(ABGLT)の訴えを受けてはじまった審理は、2月に4判事が「含める」に賛成したところで中断していたが、上院の憲政委員会(CCJ)が22日に、同性愛差別を含んだ人種差別禁止法の審議を進めたことを受けて、審理を再開した。
 2月には、報告官のセウソ・デ・メロ判事をはじめ、ルイス・ロベルト・バローゾ、エジソン・ファキン、アレッシャンドレ・デ・モラエスの4判事が賛成していたが、23日はローザ・ウェベル、ルイス・フクスの2判事がそれに続いた。これで、これまで投票した6判事全員が賛成したことになり、11人いる最高裁判事の過半数を超えた。
 同件の審理は6月5日に再開する予定で、そこで残りの5判事が投票すると見られている。
 この問題に関しては、福音派政治家の反対が強い。今回の審理再開の前には、「最高裁で審理を継続すべきか」との投票が行われ、9対2で審理継続が決まったが、ジアス・トフォリ長官は「同件は議会で扱うべき」として、マルコ・アウレーリオ・メロ判事と共に反対票を投じていた。
 ブラジルではLGBTが20分に1人、殺されたり自殺したりしている。

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