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極右VS極左の仁義なき戦い

19日に上院憲政委員会で、ヴァザジャット疑惑に関して弁明するモロ法務大臣(Pedro Franca/Agencia Senado)

19日に上院憲政委員会で、ヴァザジャット疑惑に関して弁明するモロ法務大臣(Pedro Franca/Agencia Senado)

 「こんなシュール(超現実的、奇怪)な光景が見られるとは…」――6月19日に上院憲政委員会でなんと9時間にわたって繰り広げられた、セルジオ・モロ法相を問い詰める政治家たちの鬼気迫る様子をテレビで見ながらそう感じた。両手に余る汚職告発をかかえていつ監獄送りになってもおかしくないレナン・カリェイロス上議らが、巨悪を追い詰める「汚職撲滅の国民的英雄」モロ氏を、いままでの恨みをはらさんとばかりに厳しく問い詰めていたからだ。
 この場面を見ながら、やはり世の中は「作用と反作用」によって動いていると再確認した。いま過激化しつつあるのは、ボウロナソに代表される極右政局の台頭に反発する極左勢力の台頭ではないか。単なる仮説だが、「極右と極左の仁義なき戦い」という政局の構図を説明したい。

問われる裁判官の中立性

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