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むしろ、ばらされた方が良かったこと

モロ氏(Lula Marques)

 セルジオ・モロ法相が苦境に立ち続けている。サイト「ジ・インターセプト・ブラジル」からの漏洩文書を使った追及を道義的な問題にする人は少なからずいる。だが、「漏洩内容は国民の関心のあるもの」として、2度もルーラ元大統領絡みの漏洩で名をはせた同氏の主張の説得性に対する国民の答えは、6月30日に行なわれた、残酷なまでに閑散とした擁護デモで証明されていた、とコラム子は思う。加えて、2日に行なわれた2度目の下院での答弁も1回目と同じ「自分は被害者だ」ということを繰り返すだけで進展なし。さすがにこれでは苦しい▼それに、モロ氏や検察庁のラヴァ・ジャット(LJ)班は自分たちの話したことを晒されたとして激怒するが、中にはコラム子から見て「モロ氏はともかく、LJ班の人としては、自分たちの本音を知ってもらう意味でむしろ知られて良かったものもあったのでは」と思えるものさえあった▼

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