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大統領「息子を優遇して何が悪い?」には幻滅

息子のエドアルド下議とボウソナロ大統領(Foto: Fabio Rodrigues Pozzebom/Agencia Brasil)

 大統領には、本当にいい加減にしてほしい。まだ下院の社会保障改革案承認の2回目が控えており、いわば詰めの段階だ。本来なら今こそが政権の最重要課題の正念場、一番大事な時だ。それなのに大統領は、開いた口が塞がらないような発言を各方面に連発して、世間を呆れさせ、重要案件への集中を途切れさせている。特に「息子エドアルドを米国大使に指名する件」だ。
 大統領は「ネポチズモ(Nepotismo、縁故優遇主義)ではない。だって、指名した後に上院で試問があるだろう」と意味不明な発言を聞き、頭を抱えた。どうして、それが縁故優遇じゃない説明になるのか?

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