19日、連邦警察が上院政府リーダーのベゼーラ・コエーリョ氏(民主運動・MDB)と、息子のフェルナンド・フィーリョ下議(民主党・DEM)の家宅捜索などを行ったことで、連邦政府が今後、社会保障制度改革や、駐米大使に指名された大統領三男エドゥアルド氏の上院審査などの調整役を失う可能性が出てきている。20日付現地紙が報じている。
今回の捜査は、ベゼーラ氏と息子のフェルナンド氏が2012~14年に約554万レアルの賄賂を受け取った疑いによるもので、連邦議会とブラジリアの議員住宅をはじめ、ペルナンブコ州やパライバ州など、両氏に関係がある52カ所が家宅捜索の対象となった。