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チリ=デモでの死者が18人に=4歳の少女まで犠牲に

 チリで先週から激化したデモは現在も続いており、犠牲者は4歳の子供も含む18人となった。24日付ブラジル国内紙が報じている。
 22日までの犠牲者は15人と報じられていたが、23日に3人増え、18人となった。
 23日に亡くなった4人のうち、4歳の少女と1人の男性は、飲酒運転の自動車の運転手が、デモ隊に突っ込んで人をはねた際に亡くなった。
 さらにもう一人は、警察から受けた暴力によって死亡した。
 3人目の死者は、デモ激化以来、初めて、治安関係者がデモに参加した人たちを殺害したことをチリ政府が認めた例となった。同国のエルナン・ラライン法相は、犠牲者や負傷者に対する遺憾の意を表明している。
 ただし、22日までの死者15人のうち、4人は治安関係者が使用した火器で被弾した犠牲者とされている。残りの人たちは、火災や商店略奪などに巻き込まれたとされている。
 同国の主要な組合と社会運動団体は23日と24日にゼネストを宣言しており、各地で抗議行動が展開されている中での死者増加となった。
 同国では夜間外出令が継続して出されているが、治安回復には時間がかかりそうだ。フランシスコ法王は23日、同国関係者に対話を求めた。

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