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「みんなのところに行きたい」=マルシア30周年で浜松ライブ=念願叶い日系集住地で熱唱

熱唱するマルシア(写真 小倉祐貴 撮影)

 【浜松発】今年デビュー30周年を迎えた歌手でタレントのマルシアが静岡県浜松市内で26日(現地時間)、ライブハウスをいっぱいに埋めて2回公演を行った。本人たっての希望で行われた公演には同郷の日系人も訪れるなど、伯人の多い地域ならではの交流もあり笑顔の絶えない公演となった。

 

笑顔でステージに立つマルシア(写真 小倉祐貴 撮影)

 同市では4月に第1回目のライブが行われた。30年という節目を機に「日系人の多い街でぜひ歌いたい」との希望から実現した。その時が好評だったことから再公演となった。温かい拍手で迎えられたマルシアは、「皆さんと絆を深めたい。終わったら親戚のような気持ちになってほしい」と呼びかけた。
 ピアノ奏者・進藤克己さん演奏の下、デビュー曲「ふりむけばヨコハマ」ほか、伯国の名曲「イパネマの娘」「マシュ・ケ・ナーダ」も熱唱。アンコールでは今年9月に発売した新曲「アレグリア」の日ポ両語を交えた特別版を披露し声援に応えた。
 約2時間のステージでは、デビュー当時、日本語に苦労したエピソードや、ドラマ出演時の話題を交え、歌声だけでなくユーモラスな人柄でも魅了した。質問コーナーやサイン会も設けられ、公演に訪れた来場者と積極的に交流した。

気持ちを込めて歌うマルシア(写真 小倉祐貴 撮影)

 静岡市から訪れた40代女性は、「目の前で生の歌声を聞けるなんて贅沢。迫力ある声量に、オーラがあって何より若い! また来たい」と興奮した様子。マルシアの出身地である聖州モジ市に在住していた日系人らも訪れた。
 デビュー30周年を機に浜松公演の夢を叶えたマルシア。これまでは日本で活躍するために、ひたすら奔走してきたという。ただ「ブラジルへの思いはずっと持っていて、日系人の多い街でやりたいと思っていた」と明かした。
 「30年かかったけど、この節目にやっと実現できて良かった」と充実感をにじませる。今後も日本各地の日系集住地訪問を続けたい意向で、「一つずつみんなのところに行きたい。こうした公演をライフワークにしたい」と胸を膨らませた。
 ブラジルの日系人に向けてのコメントを求めると「応援してくれた皆さんに感謝。マルシアはこれからも元気に活動します!」とのこと。次に期待するのは、やはり伯国公演か。(小倉祐貴通信員)

客席と一体になった様子(写真 小倉祐貴 撮影)


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 浜松公演で成功を収めたマルシア。聖州モジ市に住んでいたというファンの日系人は、マルシアの母が経営する飲食店のすぐ隣で暮らしていたとか。幼少期、共にカラオケ大会に出場した思い出を伝え、急きょステージで一緒にテレサ・テンを歌うなど思いがけない交流も。群馬県大泉や愛知の豊橋、豊田、岐阜の可児・美濃加茂あたりでも公演したら、さらに懐かしい出会いが待っているかも。

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