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INB=創立10周年で移民史出版=『歴史を見つめて、百十周年』

北川会長、ベアトリスさん、マシャドさん

 ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(Institudo NAK do Brasil=INB/北川ジューリア好美会長)は、昨年の日本移民110周年を記念した書籍の出版とINB創立10周年を祝う式典を10月23日(水)午後6時半から、聖市のジャパン・ハウスで行い、関係者ら約100人が祝った。
 出版されたのは『Um Olhar na História: 110 Anos da Imigração Japonesa no Brasil(歴史を見つめて ブラジル日本移民百十周年)』(エリアネ・マシャド著、ロヨラ出版、196ページ、日ポ対訳)。親日ブラジル人の目から見た日本移民110年史で、広範な逸話が盛り込まれ、その中にはINBも含まれている。

ブラジル日立のクラウジオ・タンクレジ=カントリー・マネージャー

 最初にジャパン・ハウスのマルセロ・マトア・アラウジョ館長、スポンサーのブラジル日立のクラウジオ・タンクレジ=カントリー・マネージャーが祝辞を述べた。

著者のエリアネ・マシャドさん

 著者のエリアネ・マシャドさんは挨拶で、「INBの北川朗久(あきひさ)名誉会長を『センセイ』と呼んで深く尊敬しており、その敬意からINBの法人化などを手伝ってきた」と説明した。昨年マシャドさんはこの本の企画を思いつき、ルアネー法(連邦税免税処置)申請からスポンサー探し、調査・執筆までを一年がかりで献身的にこなしてきた。
 続いてINBの北川会長は「エリアネさんは、移民110周年とINB10周年を祝う素晴らしい企画を立てて私達にプレゼントしてくれた。心から感謝します」と喜んだ。病床に伏す北川朗久さんの代理で、娘のベアトリスさんがマイクを握り、「父にここにいてほしかった。この想いを伝えます」と声を震わした。
 北川名誉会長は1997年1月に日本アマチュア歌謡連盟(NAK)のブラジル支部を創立し、09年にマシャドさんが書類手続きを担当して法人化を果たした。NAK時代から主催する紅白歌合戦は今年12月に第25回目の節目を迎える。
 式典のあと、ブラジル日本移民110周年祭典委員会を代表して呉屋晴美委員長が、経歴紹介から始め、記念事業として新施設を建設中の国士舘スポーツセンター改修計画の話や昨年一年間の活動報告をした。

 スザノで北川名誉会長から歌を習っている中島美津さんは「知らない話をたくさん聞けてよかった」、同じく教え子の森時恵さんも「すごく良かった。北川先生は気が短いけど、優しく教えてくれる」と讃えた。
 同書籍の希望者は北川会長(電話=11・97530・9082)まで連絡を。

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