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《ブラジル》人種間格差が固定化の傾向=白人の月収は黒人の74%増

 ブラジル地理統計院(IBGE)のデータによると、2018年の白人労働者の給与は、黒人、褐色(以下、黒人)労働者の給与を平均74%上回っていることが分かった。14日付現地紙が報じている。
 13日に発表された調査書「皮膚の色、もしくは人種の差異による社会的不平等」によると、黒人は総人口の55・8%を占めるにも関わらず、「平均収入」「学歴」「財、サービスへのアクセス」などの指標で白人を下回っており、管理職に占める割合も低い。
 正規・非正規を問わずに見た平均所得(月収)は、白人が2796レアルで、黒人は1608レアルだった。
 IBGE調査書には、「長年の人種間格差が、就労環境における白人と黒人の格差にも表れている」と書かれていた。白人男性の平均給与を基準とすると、白人女性はその75・8%、黒人男性は56・1%、黒人女性は44・4%しか受け取っていない計算だ。
 人種間格差は性別による格差よりも大きい。これは、人種間で就業の機会や教育を受ける機会に差があることが要因だ。
 人種間格差は管理職に占める割合を比較すると一層顕著だ。管理職の68・6%は白人で、黒人の管理職は29・9%しかいない。
 また、黒人は労働人口全体の55%を占めているが、「失業状態、もしくは、十分な仕事量を与えられていない」人々の66%は黒人だ。また、白人の労働人口全体の中で失業しているのは9・5%だが、黒人は14・1%いた。
 また、黒人就労者の47%は非正規だが、白人はこの比率が35%に下がる。

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