ジアス・トフォリ最高裁長官が、中銀財務情報部(旧金融活動管理審議会、COAF)に、過去3年間の捜査データ約60万件分を送るよう命じ、物議を醸している。その中には、ボルソナロ大統領長男のフラヴィオ上議によるラシャジーニャ(議員たちが、幽霊職員も含む議員付職員の給与の一部を着服する行為)疑惑も含まれている。15~16日付現地紙などが報じている。
COAFは資金洗浄などの調査を行う機関で、フラヴィオ氏がリオ州議だった昨年12月、同氏の元職員ファブリシオ・ケイロス氏の口座に、同僚職員からと見られる多額の金が振り込まれていた疑惑を指摘して話題となった。当時のCOAFは財務省の管轄だった。