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《ブラジル》同性婚が前年比62%増加=大統領選後の急増目立つ

同性愛者や両性愛者、性転換者などへの偏見はまだ根強いが…(Arquivo/Tomaz Silva/Agência Brasil)

 ブラジル地理統計院(IBGE)が4日、2018年の同性同士の婚姻は前年比で61・7%増えたと発表したと同日付現地紙サイトが報じた。
 18年に登録された同性婚は9520件で、前年の5887件を大幅に上回った。
 この内、女性同士の婚姻は3387件から5562件に64・21%、男性同士の婚姻は2500件から3958件に58・31%、各々増えている。
 昨年の同性婚の大半は12月に登録された。2017年12月に登録された同性同士の婚姻は614件で、前月より増えてはいたが、昨年のような急増はなかった。昨年1~10月の同性婚は月平均546件だったが、11月は957件、12月は3098件と急増。同性愛者を嫌うボウソナロ氏が大統領選で当選したため、年を越したら婚姻が禁じられる事や夫婦としての権利が奪われる事を恐れ、大急ぎで結婚した人がいたようだ。
 18年の場合、女性同士の婚姻は11月が549件、12月は1906件、男性同士では、11月が408件、12月は1192件だった。
 2016年から17年にかけての同性婚は、5354件が5887件に10%増えただけだったから、昨年の伸びは大きい。同性同士の婚姻は2013年に認められて以来、年々増えている。他方、異性同士も含めた婚姻届の数は105万3467件で、前年より1・6%減った。
 昨年の場合、異性同士が結婚した時の平均年齢は、男性が30歳、女性は28歳だった。同性婚者の結婚年齢の平均は、男性が34歳、女性は32歳だった。
 他方、離婚は38万5246件で、前年の37万3216件比で3・2%増えた。20歳以上の人口1千人に対する離婚者は2・6人で、前年の2・5人より若干増えた。離婚率が高いのは南東部で、20歳以上の人口1千人に対する離婚者は3・1人だった。
 また、結婚から離婚までの年数の平均は14年で、2008年の17年より短くなった。
 離婚が目立って増えたのは、幼い子供を抱えた夫婦が養育権を分け合う形で合意した例だ。2014年はこのような例は7・5%だったが、17年は20・9%、18年は24・4%だった。

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