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《アメリカ》チャーター便で不法入国ブラジル人送還へ=昨年は1万8千人が逮捕

 2018年に米国に不法入国を試みて捕まったブラジル人の数は、過去最多の1万8千人に上った。米政府は、拘束者を送り返すため、チャーター機を増やす見込みと、13日付ブラジル紙が報じた。
 チャーター機による不法移民送還は古くから行われていたが、ブラジル人に使われるのは稀だった。ブラジルのボルソナロ大統領の側近筋からは、18年までは米国への不法入国で逮捕されるブラジル人の数はさほど多くなかった上、ブラジルの旧政権にはこうしたチャーター機の使用を認めない雰囲気があったとの説明があった。
 昨年末、米国政府からブラジル政府に「チャーター便を増やしても良いか」との打診が行われた。ブラジル外務省は「検討する」としたものの、正式な返答はまだ行われていない。
 ブラジルは昨年10月に、米国への不法入国の末、逮捕された強制送還者70人を乗せたチャーター便の受け入れに同意。その飛行機はミナス州、ベロ・オリゾンテのコンフィンス空港に着いた。最近では2017年10月にも類似の例がある。強制送還は、チャーター便だけではなく、商用便を使って行われる例もある。
 昨年、米国に不法入国を試み、捕まったブラジル人の大部分は、メキシコ北部チワワ州シウダー・フアレスと国境を接する、テキサス州エル・パソで捕まった。
 最近捕まえたブラジル人の強制送還のペースを速めるために、米国はチャーター便の増便を望んでいるようだと、ブラジル政府関係者は推測している。
 在ブラジル米国大使館は、「わが国はブラジルと素晴らしい協力体制を敷いている。チャーター便は、不法移民強制送還のための方法の一つ」とした。

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