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藤間流日本舞踊学校が踊り初め=新春祝って貴賓室で200人

出演者全員で記念撮影

出演者全員で記念撮影

 藤間流日本舞踊学校(江口桂校長)主催の「第59回新春踊り初めの会」が、12日午後1時から4時間にわたってサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル2階貴賓室で開催された。同会では名取をはじめ、約30人の門下生が37演目を披露し、会場がほぼ満員となる約200人が詰めかけた。

 踊り初めは、節生木下太鼓グループ18人による太鼓演奏で開幕し、藤瀬圭子氏の司会で進行した。あいさつを行った江口校長は、来年の踊り初めが60回目の記念の年を迎えることに触れ、今年は門下生同士の交流を目的に、内輪で実施することを説明。名取をはじめ、関係者への感謝の気持ちを表した。

 来賓の頃末アンドレ・ブラジル日本文化福祉協会評議員長の祝辞に続き、壇上では、8歳の双子の姉妹である山崎アリーネさんとエレンさんによる『うれしいひなまつり』を皮切りとして、個人舞踊を中心に団体舞踊も披露。特に、後半はベテラン門下生や名取による多彩な舞踊が注目を集め、観客からは惜しみない拍手が送られた。

踊り初めの舞台に見入る観客

踊り初めの舞台に見入る観客

 会場で踊りを見ていた関屋弥生さん(28、大阪府)は、大阪大学大学院の文学研究科で博士課程を専攻し、ブラジル日系社会の芸能研究などで、これまでに5回、来伯しているという。

 半年間滞伯した昨年は、名取の藤間芳琴氏の下で稽古に励み、踊り初めにも出演した経験を持つ。「昨年初めて舞台で踊ってみて、言葉ではなく体で日本文化を感じることができました。今日は皆さんの踊りを見ながら、昨年の(踊り初めの)ことを思い出しました」と笑顔を見せる。

 最古参の名取である藤間芳誠氏(84、大分県)は、「年配や二世の踊り手が多くなり、日本語が分かる人が少なくなってきた。感情をもう少し踊りに出してほしいが、指導者として日本語の意味を説明することで、少しずつ良くなってきていると思う」と今年の踊り初めを講評。「来年は(踊り初め)60回目であるとともに、芳之丞先生の7回忌にも当たり、良い節目の年になると思う」との期待感を表していた。

 

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