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(パライバ州)姉妹5人が一斉に丸刈り 白血病の16歳に一致団結

 パライバ州で、16歳で白血病に罹患した少女のために、姉妹5人が全員、丸刈りとなり、話題となっている。

 ヴィットーリア・アラウージョさんは半年ほど前、妙な疲れを感じた。それは単なる前触れに過ぎず、歯茎からの出血に気づいて病院で検査を受けた後、自宅で意識を失うという事態も発生。まもなく、白血病と診断が下り、そのまま入院することとなった。

 4カ月入院して受けた治療は順調で、自宅にも戻れたが、治療開始から半年後、ヴィットーリアさんの髪が抜け始めた。

 彼女は先週、一番上の姉に「一気に髪を剃ってくれ」と頼んだ。すると3日後、ヴィットーリアさんの双子の姉妹が家に坊主頭で帰ってきた。

 他の姉妹4人もこれに倣い、5人が全員、頭を丸めたところ、おばや母親もこの輪に加わった。

 6人姉妹のひとりで、みんなの髪を切るのを手伝ったアドリアナさんは、「すごく楽しかったわ。髪を切っていく合間合間に流行の髪型を真似してみたりして遊びながら、切ったの」と語っている。

 ヴィットーリアさんは姉たちの行動に驚いたが、母親のヴァンダ・マリアさんは娘たちの行動に驚きもせず、「そうするだろうと思っていた」という。ヴァンダさんは、「あの子たちのことはよく知っているから、想像できたわ。だって、いつも一緒だもの」と説明している。

 ヴィットーリアさんも「治療を受け始めてからずっと、いつも病室にいてくれる」と、姉妹たちの献身的な姿勢に感謝を示している。

 父親で、一家でただひとりの男性のエネアス・ジョゼさんは、「一家がこうやって団結している姿を見るのはとても誇らしい」と語った後、「我が家のモットーは『ひとりは全てのために、全てはひとりのために』であることもはっきりした」と結んだ。(21日付G1サイトより)

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