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いつになれば格差はなくなる?

 先週来、心を重たくする報道が続いている。一つ目は、15年にブラジル北東部を中心に起きた小頭症児誕生に、ジカ熱に感染した妊婦の栄養状態が大きな影響を与えていたという研究だ。北東部は人間開発指数も低く、妊婦がたんぱく質などをきちんと摂っていなかったために小頭症児誕生率が高くなったという▼二つ目は、4歳で親を失い、親戚の世話になっていた中国人女性が、親戚から受け取る僅かの金から弟の薬代を差し引き、5年間、白米と芥子だけを食べて生きていたが、昨年10月に入院。事情を聞き知った人達の支援も空しく、13日に24歳で死亡したという話だ。中国でも最も貧しい地域に住み、親の死後、弟の世話をしながら大学にも進んだが、入院時の身長は135センチで、体重は20キロしかなかったという▼スイスでの世界経済フォーラム直前の19日には、世界で最も裕福な人2153人が持つ富は、世界人口の6割にあたる46億人が有する富以上で、世界人口の1%にあたる富裕者が持つ富は69億人が持つ富の2倍とも発表された。億万長者は過去10年間で倍増し、格差は拡大する一方だという▼ブラジルでも社会格差は深刻な問題で、ボウサ・ファミリアと呼ばれる生活扶助も導入されたが、北東部での小頭症児誕生の話は、格差は依然としてあり、むしろ拡大傾向にある事、生命や生活の質にも取り返しのつかない程の深刻な影響を及ぼし得る事などを示している。1日数レアルで暮す人がいる中、月2万レ超の月給を「雀の涙」と言った公務員もいた。私利私欲に走る人や他者の痛みや苦しみに目を瞑る人が減り、社会の格差がなくなるのは一体いつの事だろう。(み)

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