ホーム | ブラジル国内ニュース | 《ブラジル》ボウソナロ大統領がインド訪問=2年後までに貿易額倍増で合意=多分野で二国間協定に署名交わす= インドの企業家に対ブラジル投資もよびかけ

《ブラジル》ボウソナロ大統領がインド訪問=2年後までに貿易額倍増で合意=多分野で二国間協定に署名交わす= インドの企業家に対ブラジル投資もよびかけ

インドのディ印首相(前列左)とブラジルのボウソナロ大統領(同右)(Alan Santos/PR)

 ボウソナロ大統領は26日のインド共和国記念日の来賓として招かれ、24日から27日まで滞在した。その間、15の二国間協定に署名し、貿易額を2年後までに2倍にすることで同意した。26日の記念式典に出席した他、多くの外交行事をこなしたと25~27日付ブラジル各紙・サイトが報じた。

  今回の外遊では、サイバーセキュリティ、バイオエネルギー、健康医療関係などの分野で、15の二国間協定の署名が行われた。

 現在の両国の貿易はブラジルからの輸出が27億6千万レアル、インドからの輸出が42億6千万レアルで、総額70億2千万ドルだ。

 今回のボウソナロ大統領のインド訪問で、両国は2022年までに貿易総額を現在の2倍以上の150億レアルにすることで合意した。ボウソナロ大統領は「3年以内に500億ドルも可能」と語ったが、事務方はそれを訂正した。

 ブラジル外務省は貿易総額だけでなく、双方向での投資を増やすことも今訪問の目的の一つとした。インド系企業はすでに、配電事業を中心に、ブラジルの官民投資計画(PPI)に積極的に投資を行っている。今回の訪問で、ブラジルは今後、70億レアル規模の投資が入る期待を持ったという。

 同行したエルネスト・アラウージョ外相は、インドとメルコスールとの間での関税削減対象商品を現状の450品目から2千品目に増やすことにも強い意欲を示した。

 ブラジルは昨年、日本、オーストラリア、カナダ、米国からの旅行者に対する入国ビザ取得義務を免除した。また、今年に入ってから、カタールとの間にも両国間旅行者のビザ免除が発効。インドとの間でもビザ免除に関する交渉が進んでいたが、今回の訪問では正式調印にはいたらなかった。

 ボウソナロ大統領らを載せた飛行機は現地時間24日の昼過ぎにインドの首都ニューデリーに到着。大統領は翌25日に、ガンジー記念館の訪問やモディ首相、ヴェンカイア・ナイドゥ副大統領、ラーム・ナート・コーヴィンド大統領らとの会談を行った。

 26日は今回の外遊の主目的である、インド共和国記念日の式典参加に費やした。ボウソナロ大統領は、インド軍のパレードに感嘆し、「インドは周辺に問題が多く、実質的に核保有国だが、軍の力が強力であるがゆえに、最後の一線を超えることがない」と発言。ブラジルの核保有に関しては「憲法にもあるように、ブラジルは平和利用以外の核を拒否する」とした。

 ボウソナロ大統領らは帰国当日の27日も地元インドの企業家との朝食会に参加し、インフラ投資を呼びかけ、タージ・マハル廟参拝で予定を終えた。ブラジル代表団の帰国は、28日の予定だ。

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