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《ブラジル》空軍機使用問題=1人だけでケニア訪問の例は不問?=PPIは経済省の管轄に

 【既報関連】休暇中のオニキス・ロレンゾーニ氏に代わる官房長官代行者だったヴィセンテ・サンチーニ氏が、空軍機を使って国外旅行した事を理由に解雇されたのを受け、投資パートナー計画(PPI)の担当が官房長官の管轄下から経済相の管轄下に移ったと30日付伯字紙サイトが報じた。

 サンチーニ氏はPPI担当者2人を連れ、スイスのダヴォスで開催された世界経済フォーラム年次総会に出席。その後、インド訪問中のボウソナロ大統領らに合流した。

 サンチーニ氏は、空軍機で旅行したのは、PPI関連の話があるからとパウロ・ゲデス経済相から要請されたためと説明したが、大統領側近らは否定。「道徳心に欠ける行為」と評価され、官房副長官を解任された。

 ダヴォス会議出席後にインドに飛んだのはサンチーニ氏だけではないが、ゲデス経済相らは民間機で移動していた。

 サンチーニ氏解任は、オニキス官房長官の立場を一段と弱くする。というのは、ゲデス氏が以前から求めていた、PPIを官房長官の管轄下から経済相の管轄下に移す事が決まったからだ。PPIは大統領府総務室の管轄下から移って以来、官房長官の看板プログラムだったが、ゲデス氏は経済の専門家が関与すべきだと主張していた。

 サンチーニ氏は、一昨年の大統領選の最中(ボウソナロ氏が暴漢に襲われた直後)に、警備会社を紹介したりして大統領一家と懇意になった。

 解任後は、大統領3男のエドゥアルド下議と長男のフラヴィオ上議の執り成しで官房長官傘下の外務特別局長に就くはずだったが、大統領は29日、休暇中のオニキス氏が後任の副長官に選び、サンチーニ氏の特別局長就任に関する書類にも署名したフェルナンド・モウラ氏共々解任した。

 サンチーニ氏は空軍機を3人で使用して解任されたが、1人でケニアまで行ったリカルド・サレス環境相など、少なくとも6閣僚が空軍機を使った少人数での国外旅行を実施。3人での空軍機使用は国内外を合わせて77回あったともいい、サンチーニ氏らの解任は、PPIを経済相の管轄下に移し、オニキス氏の権力を抑制するためとの見方も出ている。

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