ホーム | ブラジル国内ニュース | 《ブラジル》生命に関わる悪ふざけ流行=頭蓋骨骨折や死亡例の報告も

《ブラジル》生命に関わる悪ふざけ流行=頭蓋骨骨折や死亡例の報告も

 インターネット上で、「人間ルーレット」「頭蓋骨壊し」「デザフィオ・ダ・ラステイラ」などと呼ばれる、非常に危険な遊びの動画が出回っており、親や教師、医師の間で懸念が広がっていると12、13日付現地紙、サイトが報じた。
 識者達が悪質な悪ふざけと批判する遊びは、3人が並んで行うもので、両端の2人が何も知らない仲間に、「こうやって飛ぶんだ」と見本を見せる。だが、真ん中の人がそれを真似て飛んだ瞬間に両端の2人がその人の足を払うため、真ん中の人は手をつく暇もなく、仰向けの状態で後ろ向きに倒れる。

 真ん中の人の反応は足を払った時の勢いやタイミング次第で、よろけて倒れる程度から、腰や背中、後頭部を強打し、打撲傷や頭蓋骨骨折、脳震盪(のうしんとう)、脊椎や頚椎の損傷などを引き起こす場合まで様々。最悪の場合は、死亡したり、下半身不随などの重度の障害を引き起こす可能性もある。
 この遊びを少し変形させたものには、2人が1人を支えるようにして宙返りをさせるという例もあるという。
 実際に、19年11月には、リオ・グランデ・ド・ノルテ州西部のモソロー市で、16歳の少女がこの遊びに誘われ、後頭部を強打。頭蓋骨を骨折して入院したが、数日後に死亡した。
 モソロー市の市役所では12日、新学年開始を機に学校関係者を集め、動画なども見せながら危険性について警告した。死亡した少女の家族やクラスメート達は、心理学者や社会福祉士達によるケアも受けている。

全国神経外科協会が出した警告文書

 この動画や遊びの事は全国的にも知られ始めており、サンパウロ市のサンタマリア校では、インターネットなどを通じて、生徒や父兄に注意を呼びかけようとしている。
 また、サンパウロ市東部のマリイ・ウォード校では12日朝、6年生から高校生までの全クラスで、動画なども見せながら、この件についての問題提起を行ったという。
 全国神経外科協会(SBN)は、状況次第で運動機能障害や死なども招く事や、死傷者が出た場合、責任者は傷害や過失致死で刑事責任を問われる可能性もある事なども明記した文書も出し、警戒を呼びかけている。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 東西南北2021年5月6日 東西南北  サンパウロ市シリオ・リバネス病院に入院し、癌闘病中のブルーノ・コーヴァス聖市市長は4日、胃の出血が止まった後に移った高度治療室から、SNSを通じてメッセージを発信した。同市長は「私には、あらゆる障害に打ち勝っていくとの確信がある」と宣言し、傍で見守る長男のトマス君(15)と固 […]
  • サンパウロ市メトロ=切符がQRコード式に変更=水濡れ、破損、期限切れに注意2021年5月6日 サンパウロ市メトロ=切符がQRコード式に変更=水濡れ、破損、期限切れに注意  サンパウロ州のメトロとCPTMは4月26日から、これまで販売していた磁気切符からQRコード式の切符に切り替えを行った。  新しい切符は、レシート用紙にQRコードが印刷されたもの。記載QRコードを、各改札機に設置された読み取り機にかざすと緑のランプが光り入場できる。 […]
  • 《記者コラム》二人分の命の灯が消える時2021年5月6日 《記者コラム》二人分の命の灯が消える時  4日、サンタカタリーナ州の保育園襲撃事件やコメディアンのパウロ・グスターヴォの死が衆目を集めた。だが、コラム子には、「エロアーさんの両親が娘の心臓を受けた女性のコロナ感染症による死を嘆いた」との報道も気になった。  エロアーさんは15歳だった08年10月、サンパウロ […]
  • 《ブラジル》保育園襲撃5人殺害事件=現地メディアは凶器を「日本刀」などと報道2021年5月6日 《ブラジル》保育園襲撃5人殺害事件=現地メディアは凶器を「日本刀」などと報道  【既報関連】4日朝、サンタカタリーナ州サウダーデ市で起きた保育園襲撃事件は、過去に起きた学校襲撃事件を参考にした計画犯罪であった可能性があると5日付伯字サイトなどが報じた。istoE誌4日付サイト記事などでは《保育園襲撃に使われたのは(日本)刀と判明》と報じている。 […]
  • 《ブラジル》女性売買の国際グループ摘発=「俺の保証書付の品だけ送る」2021年5月5日 《ブラジル》女性売買の国際グループ摘発=「俺の保証書付の品だけ送る」  サンパウロ州ソロカバ市の連邦警察が4月27日、世界各国にブラジル人女性を送り出していた国際的な人身売買グループ「ハーレムBR」を摘発し、国内外9カ所で家宅捜索を実施、メンバー6人を逮捕したと4月27日、5月1日付G1サイト、4月27日付国営通信アジェンシア・ブラジルな […]