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《コロナショック》南米諸国も続々と国境閉鎖=自主的隔離を呼びかける国も

 【既報関連】中国や韓国、日本などのアジア諸国、イタリアやフランス、スペインなどに比べると感染ペースの遅いラテン・アメリカ諸国だが、その分、国境閉鎖などの思い切った措置を早めに取り始めていると、16日付ブラジル紙・サイトが報じた。
 アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領は15日、16日から15日間の国境閉鎖措置を発表した。入国できるのは、アルゼンチン人か、同国に居住権を持つ外国人だけだ。
 フェルナンデス大統領はまた、3月31日まで全国的に休校措置をとることも発表した。
 また、コロンビアも16日以降、コロンビア人や同国に居住権を持つ外国人以外の入国を禁じた。入国を許された人は、14日間の隔離措置が義務付けられる。
 ペルー政府は、国境閉鎖措置をとると共に、国民に対して15日間の自主的自宅隔離を要請している。
 チリでも、18日以降は国境が閉ざされる。同国では2週間に及ぶ休校措置もとられた。
 ブラジルのパラナ州のフォス・ド・イグアス市は、パラグアイのシウダ・デル・エステ市と国境を接しており、友好の橋は自由に通行できていた。以前はパラグアイ側の職員がブラジル側から入国する外国人の体温を測り、コロナウイルス感染の疑いがある人物の入国だけを断っていたが、同国紙ABC Colorによると、現在はパラグアイ人と同国に居住権を持つ外国人以外は入れない。

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