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《ブラジル》ブラジルレアルの対米ドル下落止まらず =今年に入って対日本円でも23・9%値下がり

 レアルの対米ドルの値上がりが止まらない。
 3月26日に1ドル=5・02レアルと、前日からドルが値下がりしたのを最後に、米ドルは4月2日まで7営業日連続で値上がりし 2日の終わり値は前日比0・05%ドル高の1ドル=5・2652レアルをつけた。
 翌4月3日の為替相場もドル高基調で推移した。新型コロナウイルスの影響で、世界経済全体が大打撃を受けている中、新興国であるブラジルのレアルを売って、有事でもある程度価値が安定する米ドルを買う動きが続いている。
 ブラジリア時間3日午後3時42分、ドル/レアル相場は、前日比0・96%ドル高の1ドル=5・3160レアルをつけていた。3日の最高値は1ドル=5・3230レで、1994年にレアルプランが採用されて以来、インフレを考慮しない名目値では史上最高を更新した。
 ブラジル中銀は2020年10月、2021年1月を期限とした、スワップ取引で市場介入を行ったが、ドル高レアル安の流れは一向に止まらない。
 なお、日本円もブラジルレアルに対しても値を上げている。昨年末時点では1レアル=27・05円だったが、今年の4月2日では1レアル=20・54円で、対ブラジルレアルの日本円の値上がり比率は31・5%だ。なお、この場合、対日本円のブラジルレアルの値下がり比率は23・9%となる。

(3日付G1サイトより)

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