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《ブラジル》軍政復古支持デモを捜査へ=大統領が含まれるかに注目

 【既報関連】19日に全国的に行われた、軍事クーデターや新たな軍政令第5条(AI5)の施行を求めたデモに関し、連邦検察庁が捜査開始の許可を要請、最高裁もこれを了承した。捜査対象者リストにはボルソナロ大統領は含まれていない。21日付現地サイトが報じている。
 これは、連邦議会や最高裁の閉鎖など、反民主主義的な内容を問題視したアウグスト・アラス連邦検察庁長官が、20日に提出した、デモを組織した人などを捜査する請求に対し、翌21日に最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事が許可を出したものだ。
 モラエス判事は、「憲法では、このような民主主義の体制を揺るがすような考えを実践することに資金を提供することなども許されない」とし、組織した人物などを捜査させることとした。
 なお、アラス長官の判断だと、この捜査にはボルソナロ大統領は含まれていない。同長官は以前から、ボルソナロ大統領を対象とした捜査を行うことを「政治的」として嫌っている。
 だが、最高裁の判事たちの中には、「捜査は大統領にも及びうる」との見解を示す人も少なくないという。

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